意味不明なものに囲まれて生きる

去年引っ越しをしてから1年が経ち、家の近くのリサイクルショップの場所を把握したり、彼氏の家族の遺品整理を手伝ったりした結果、私の大好きな「特に大活躍する訳では無いが、良い」というものが身の回りに増えてきた。

買ってよかった2023的なものを見るのは大好きなんだけど、利便性や効果をアピールする内容にやや疲れてしまったので、おそらくとても役立つというわけではないもの、そこまで多機能でなく、でもかわいかろう……という「今年買った、特に役立つ訳では無いが、ときめくもの」を皆さんに見てもらいたくて、この投稿を作成しています。

 

行くわよ~!

 

カービィのクリスマスお菓子詰め合わせ

ブーツ型

スーパーで見かけて、(こういうの、買ってもらえなかったな……)と少し切ない気持ちになりながらもあまりの可愛さに買ってしまった。カービィのマスコットが付いたハンカチがついているそうです。かわいい~~~!使いづらそ~~~!

何が入っているのか気になって裏を見てみたら、ラムネとかコーンポタージュ味のスナックとかの品名が書いてあったんだけど、「カニチップ」という未知のお菓子が入っているらしく、気になっている。十中八九カニのチップスなんだろうが。

クリスマスを過ぎたけどまだ開けてなくて、明日開けようかな。

灰皿

おそらくオーストラリアのお土産で、裏には"Made in Hongkong"と書いてある。

近所のリサイクルショップで見かけて、(コアラが4頭もいて、すごくいいな……。)と思ったんだけど何故か踏ん切りがつかず、もう一度見に行ってから買った。そのリサイクルショップはかなり雑然としている倉庫みたいなところだから、二度と見つからないだろうと思っていたのでかなり嬉しかった。300円ぐらいで購入。

 

もう一つ別のリサイクルショップで購入。

いい色~。重たくてしっかりしていて、苔玉に植えた植物とかを置くのもいいなと思っている。近所に食器専門のリサイクルショップがあって、そこで買った。食器って食器として使わない選択肢が増えるとかなりなんでもできる。うちでは植木鉢になったり、薬入れになったりしています。

 

座布団

本来必要なかったものなんだけど、犬がソファのクッション部分をわざわざ潜り込んでめちゃめちゃに切り裂いてしまったため、間に合せとして近所のふとん屋で購入。普通に座りやすいし、意外とかわいいカバーが売っていたので当面はこれでいきます。

ふとん屋で座布団カバーを探していたら、Kenzoとかイヴ・サンローランとかクレージュとかのブランドの座布団カバーが出てきて、かなり面白かった。写真一番奥の薄い青のカバーはイヴ・サンローランのものです。「YSL」って刺繍で縫ってあるんだけど、そこだけ犬が噛んで取ろうとしているので頑張って止めている。やめて!

何故かイヴ・サンローランの寝具が充実しており、シーツや布団カバー、ちゃんちゃんこ?ガウン?みたいなものも売っていて、店主のおじいさんが「店を閉めたら俺が全部使う。イヴ・サンローランの布団で寝てイヴ・サンローランの羽織を着るんだ」と言っていた。ゴージャス。いいじゃん。

犬も気に入っています
ネックレス

近所で開かれていたフリーマッケットで300円で購入。

300円の割にはとてもかわいくて、金色の色味もかなり良い。西ドイツ製と書いてあった。でも留め具が結構弱っていて、歩いているとたまに落ちてくる。結構質量があるものが突然落ちてくるので、驚く。なんかこう……ジャーン!という感じで落ちてくるんだ。

フリーマッケットでは宝石すくいがあって、やっておけばよかったな。

きれいだった。

うちにはこういう何にも使わないけどきれいなものを入れるためだけのガラス瓶がある。

セボンスターとかフエラムネのおまけが入っている

ネックレスは今のところプラスチック製のマリア様の上にかけてある。似合うから。

おしゃれよ~
食器

行きつけのリサイクルショップでセールをしていた際に全部千円以下で手に入れた。絶対に食洗機にかけたいので、食器は安いに限る。

これは龍がついてるラスター彩のマグカップ

微妙に崩れた絵でかわいい

中華風なのに取っ手がついている(湯呑型は熱くて持てない)のと、蓋がついているのがいい。最近は毎朝お茶を飲んでいて、ティーバッグを蒸らすときにちょうどいい。龍が全然かっこよくないところもチャーミングで気に入りました。裏側には鳳凰っぽい何らかのめでたそうな鳥が描いてあります。縁起が良いねえ。

ほとんど朝食時にしか使っていない。最近気づいたんだけど私は朝昼晩と何となく使いたいマグカップが別れているようで、洗い物が多い。あと食洗機のある生活を始めて思ったんだけど、こういう底の部分に高さがあるものは水が溜まって微妙に乾きづらいですね。

ちなみにこの蓋が今持っているマグカップのほぼ全部に使えることがわかった。私はマグカップの直径にも好みがあるのだろうか。

 

煮物用の鉢も1,000円以下で購入。

これも底に高さがあるので水が溜まる。私は食洗機から出した食器の底を拭き続けている。ある日突然(筑前煮を盛るときにちょうどいい、可愛い皿がほしいよ……)と思い立ってリサイクルショップに通い詰め、2つから絞りきれず購入。煮物って色が悪いから、華やかな器がほしかった。

本当は「できれば外側は赤とか黄色を基調にした派手な色、内側は落ち着いた色で、大ぶりなもの」と条件を決めていたんだけど、色々と食器を物色している中でママが昔「黒があると食卓の色味が引き締まる」と言っていたのを思い出し、両方買ってしまった。

内側もかわいい。

期せずしてこちらにも龍、が……?これは、龍か……?

何にせよかわいいからオッケ~!

今のところまだ本当に筑前煮を盛るときにしか使っていない。何を盛ってもいいと思うんだが。

 

買ってきた果物を置くためだけの台も買った。

台座の部分にかっこいい船の絵が描いてある。

きれいじゃろ。

ただ、果物を置いています。

ややしなびたメロゴールド
遺品

彼氏のおじいさんが亡くなって、遺品整理を手伝った。欲しいものはもらってもいいというので、きれいなネクタイピンをもらった。

ネクタイをしないので、たまに取り出して見つめている。特に右のオパールらしきものがとてもきれい。

いろんな色が見える

これのためだけにネクタイをしようかな。女の人のスーツにはネクタイがいらないけど、あったほうがかっこいい気がするなとよく思う。そうでもないか?女性向けのスーツのシルエットがぴったりした形なのあんまりかっこよくないよね。四角いシルエットのジャケットが着たいよ。

 

あとこれは本当に何に使うのかがわからないけど激しく惹かれたのでもらった、黒い石。

螺鈿細工で龍が描かれている。今まで自覚がなかったけど、私は龍が好きみたいです。私の家には無数の龍がいる。

それにしてもこれは一体なんなんだろう。重さもそこまではないから文鎮とかでもなさそう。ただつるつるとしていて表面がなめらかだし、螺鈿部分がきれいな色なので、たまに握って妙な重さのひんやりした石を眺め、(いいなあ……)と思っている。

 

終わりに

自分の中で「住んでる地域で買い物をするのって、かっこいいぜ……」という気持ちが湧き続けている。大企業が提供してくれる製品や通販サイトは本当にありがたくてもはやインフラと化しているけど、(こんなに便利で安いものがたくさんあって、通販はすぐに届いて、そのしわ寄せとして誰かが踏みにじられているんじゃないかな……)という疑念が頭をかすめたりする。近所のお店で中古品を買うこと、八百屋で野菜を、パン屋でパンを、肉屋で肉を、米屋で餅を買ったりすることでうまく自分の中でバランスを取っていければいいなとささやかに思っている。

あと、オンラインでは美しい無駄なものや役に立たないものを買うのが難しい。必要なものはすごく見つけやすいけど、パンと薔薇でいう薔薇は自分が足を運べる範囲で買うのがちょうどいいのかもしれない。

来年も生活の余剰部分では意味不明なものやときめくものに囲まれて生きていきたい。

 

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買ってよかった2023

気候と暦

病院の待合室でしか開かないのでずっと読み続けているエッセイでは幸田文が洗濯物の乾き具合で夏の到来を感じると言っている一方、私は朝の便座の冷たさで秋を感じているのであった。日中の外は輝かんばかりの夏の色をしているけど日陰が涼しかったり、虫の声が秋だったりと季節は変わっているらしい。私は気候が変わらないと月の移ろいに鈍感になってしまうみたいでそういえば毎月ブログを書きたかったんだった……と思い出し書いています。こんにちは。以下、7月と8月の日記です。

 

7月の出来事

6月の終わり頃からスイカばかり食べていたけどなんだかんだ元気だった。

彼氏のご両親と大きなフカヒレを食べに行った。

博物館?

魚に関係するときによく着る魚とサンゴ柄のワンピースを着ていった。

5年ぐらい前に台湾で買った可愛いワンピース

お店は地下にあり、天井が広くて豪華な内装で悪い人がいそうな雰囲気だった。ご飯はとても美味しく、少食の私にはちょうどよい量。定期的に彼氏のご両親に食事に連れて行ってもらうので慣れてきたけど、私は彼氏のお母さんの旦那さん(再婚相手なのでなんとなく父と直接的にいうのは憚られる)がちょっと苦手で、これも人付き合いの練習だなと毎回思う。一番最近オエーッと思ったのが、「奥さんがきれいだと俺のランクも上がる気がするから奥さんにはきれいでいてほしい」と言っていたこと。Oh……。まあこういう人も少なからずいますよね。身内だと思いの外きついけど。悪意のなさが嫌。私も別の場面で同じようなことをしているのだろう。正直こういう悪意のない嫌さに触れたくないので一緒に食事もあんまりしたくない。食事する相手は選びたいけど家族は当たり前に一緒に食事をするので、難しい。家族って私の人生でいつでもままならない人々ですね。それが家族なのかもしれない。

 

友達と一緒に山の上ホテルにパフェを食べに行った。

芸術、お城のよう

ほんと最高。マンゴーが今までに食べたことがないぐらい隅々まで甘くてみずみずしく、果物ってこんなに満足感がある食べ物だったのか……とやや呆然としてしまった。

山の上ホテル自体もすごく素敵な空間で、意味もなく歩き回ったり階段を眺めたり床や壁、天井などありとあらゆる面をよく見て楽しんだ。みなさんも見てください。

かわいいかわいい……。テーブルに着いたときこのお花のライトが真上にあって、ようこそいらっしゃいましたね……と歓迎されているようでとても嬉しく感じた。
食後は少し散歩をして神保町方面へと歩き、ずっと行ってみたかったポルトガル菓子のお店ドース・イスピーガへ。

とにかく店員さんがすごく親切で楽しい人で、すべてのお菓子の説明を惜しげもなくしてくれた。知らない人に親切にされるの、嬉しい!!!暖かい……。

どれもほとんどが常温で持ち運びができて、日持ちするのがありがたい。お菓子の入った紙袋を大事に抱えながら古本屋を物色し、サルトルの嘔吐を買うか迷って買わなかった。

名前を忘れた美味しいお菓子

その後数日間、朝ごはんにお菓子を食べられて幸福だった。どれもほのかなスパイスと甘すぎない味でとても美味しく、また立ち寄りたい。

 

友達の結婚式へ行った。

待合室

ご飯も美味しくていいお式でしたねえ……。友だちが幸せそうなのは嬉しい。そして結婚式ができる人はすごい。

もし自分が結婚式をするとしたら友達のテーブル割当がかなり難しそうで、というのも私はグループで仲良くしている人たちがほとんどいなくて大体一対一で仲良くしているから、一人1テーブルにするしかない。ごゆっくりどうぞ……。

もしも独自の結婚式を編み出すことができたなら、私と彼氏が乗れるような神輿を友達全員に背負ってもらって街中を練り歩くとかがいいかな。友達は少ないけど楽しいことは好きだから……。神輿のモチーフは龍と蛇がいいし、星の王子ニューヨークへ行くみたいに移動する場所全てに花びらをまいてほしいし、服は全身エルメスがいい。何卒。

 

7月の初めて

宝塚を観に行く

友だちの助けを借りて宝塚を観に行った。

Gorgeous……

かなりすごかった。二階席で見通しが良いものの特に舞台には近くなかったのに、何故か舞台にいる人の顔がはっきり見えた。これが顔が発光しているということ?

宝石がモチーフのショーだったためか舞台上が輝きに満ちており、全身ピンクのスパンコールが散りばめられた燕尾服、細かなラメが光を返すスカートのドレープ、前方面に向かって光っている耳飾りなど、とにかくすべてがきらめいていて高揚した。

1日でこんなにきらめきを目にしたのが初めてだったので、終演後「きれいなものをたくさん見たから目が良くなったかもしれない」と言ったら隣のマダムがウフフ……と笑っていた。そういえばこの間健康診断を受けたら視力が0.7→1.2になっており、この観劇経験が少なからず寄与しているだろう。宝塚は目に効く。

 

朝顔市で朝顔を買う

たまには花が咲く一年草でも育てるかと思いたち、朝顔市へ行った。

犬は朝顔の葉っぱが好きみたいで、ベランダに出ると真っ先にむしる

早朝犬の散歩を済ませてから買いに行った。7時前にはかなり売り切れていていたので急いで購入。毎朝犬の散歩で早起きをするのが割りと辛かったが、ベランダを見ると毎日違う色の朝顔が咲いていて元気づけられた。来年は種から育ててみたいな。

買ったときに手書きの「朝顔を長持ちさせるには」というかなり有益な紙と、銭湯の無料入浴券をもらい、嬉しかった。紙のとおりに手入れをしていたら今現在も朝顔が咲き続けていてすごい。親切などなたか、ありがとう……。

ご自由にどうぞをご自由にする

犬の散歩をしていたら「ご自由にどうぞ」と張り紙のされた箱が民家の前に置かれており、私の大好きな長野オリンピックのロゴが描かれたグラスがあったので持ち帰った。

遺産

コーラのおまけだったのでしょうね。この長野オリンピックのロゴとキャラクター(スノーレッツ)が妙に好きで、スエットとかほしい。この他にもマキタやJAのロゴに魅力を感じている。

 

8月の出来事

高校からの友だちと一緒に浅草へ行った。

お昼にお蕎麦を食べたあと、ぶらぶら歩いてガチャガチャを回したり揚げ饅頭を食べたり浅草寺にお参りしたり、あんみつを食べたりして過ごした。

あんみつ大好き!

吉徳のぬいぐるみのガチャガチャがかわいくてかわいくて……。後日別の場所でも見つけて引いた!今は私のモニターの前に鎮座しています。

アイスクリーム人間とモールでできていミュータントもいる

花火大会を見た。

数年ぶりの再開で、街全体が浮足立っていた。いい空気~。花火職人ってここ数年大変だったろうな。いいものを見せてくださってありがとうございます……。花火って興味が尽きないよね。どうやって設計してるんだろうとか夏以外職人さんは何してるの?とか。あえて調べませんが。

 

8月の初めて

サマソニへ参加する

サンダーキャットとフライング・ロータスとブラーがどうしても観たくて、ソニックマニアサマーソニック1日目を観に行ってきた。

どう考えても体力が持たなそうなので、ソニックマニアの日は有給を取って、会場近くのニューオータニを予約。昼からホテルに行ってプールに漂っていた。

のどかで明るい

友だちと一緒に行ったので、浮き輪の上で最近見た映画や本の話をしたり、仕事の話をしたり、お金持ちそうな人たちを眺めたりしていた。ぬるいプールが心地よくて魂がほぐれるような気分でした。

ツインのベッドルームはとても清潔で眺めもよく、プールのあとに少し仮眠を取ってから近くのローマイヤレストランでベイビーバックリブを食べて体力を回復。

ソニックマニアが始まる前に荷物を整理しようとホテルに立ち寄ったら夜空に何故かドローンが浮かび始めて怖かった。

宇宙から来たのかと思った

サマソニとアーティストのコラボだったらしく、文化庁が支援しているので最後の方に夜空に大きく「文化庁」と浮かんでいたのがやたら面白かった。

夜空に浮かぶ文化庁

ウケてたらやや出発が遅れてしまい、開始ギリギリになったので急いで会場へ。

予想以上にフライング・ロータスがめちゃくちゃ良くて、明日も観られませんか……?という気持ちに。今日も思ってる。明日も観られませんか……?

次の日もあるのでそこそこの時間に切り上げて会場を出たら、友だちが急に「ゼリー食べてジュース飲みたい……」と言い始めたのでコンビニに寄って、朝ごはんとゼリーを購入し帰る。私はさっさとシャワーを浴びて友だちより先に寝たんだけど、次の日起きたら空になったゼリーの容器があった。食べられて何より。

サマソニはとんでもなく暑かったけど面白かった。ポカリを過言でなく5リットルぐらい飲んでいたので熱中症等もなく安全に過ごした。ゾゾマリンスタジアムも会場の一つだったんだけど、奥の方にビーチステージがあり、灼熱だけどやっぱり外で音楽を聞くのは気持ちが良かった。外が暑くて疲れたら幕張メッセの室内会場に行って横たわったまま音楽を聞き、元気になったら外へ出て……を繰り返す。

お目当てのブラーはかなり元気いっぱいで安心。もうおじさんだけどブラーとして活動してくれているのが嬉しい……。しかも昔のみんなが大好きな定番曲みたいなのをたくさんやってくれて、感謝……。友だちが観終わったあと「なんか泣いちゃった……。日本とイギリスとブラーの今までの関係性を思うと……。」と言っていて正直面白かった。そんなでっかいフレームで観ていたの。どんなに近く隣りに座っているような人でも何を考えているかはわからないし、しかも面白い。人は最高。

 

屋形船に乗る

友だちに「なんか夏っぽいことしようよ!」と言われたので、屋形船に乗ってみたいなあと提案。そして快諾。「浴衣着たい!!」と言われるも全然着たくなかったので拒否。薄情よ。

なんか船の中でもんじゃ焼きを食べられる屋形船で、酔わないかなあと思ったけど意外と全然問題なかった。お座敷に座って、窓を開けてもんじゃを焼いてビールを飲む。

晴れ~

蒸し暑かったけど風は気持ちよくて爽快な気分。やったことないことはやってみた方がいい。楽しいから。

 

幸福の味

最後に最近食べた中で最高峰に美味しかったクッキーを見せて終わります。麻布十番にあるハドソンマーケットベーカーズのチェリーパイが大好きで、近くに行ったら多少帰りが遠回りになっても必ず寄っていくんだけど、何気なく買ってみたこのクッキーが本当に美味しくて1枚でも満足感があって新しいお気に入りになった。

厚みがあってさっくりしていて、焦がしたバターの香ばしさとブラウンシュガーのうまさが全部楽しめる。調べたら通販もやっていて、これ誰かにあげたいな~。

 

9月ももうすぐおしまいですね。今日は涼しい。徐々に寒くなることに賭けてセーターのキットを買ってみた。自分で作った服を着るの、楽しみだな~。いつになるかはわからないけど、ゆっくり楽しみたい。みなさんも好きな季節に思いを馳せて暑いらしい秋を乗り越えましょうね。では。

抱負チェックイン、そして2023年6月の日記

最近は18時を過ぎても明るくて嬉しい。仕事が終わって外が暗くなっていると「仕事なんかして一日が終わってしまった」みたいな気持ちになる。仕事ともっとうまく付き合いたいんだが、なかなか……。

以下、6月の日記です。

 

今年の目標中間発表

今年が半分終わったので確認です。

 

  • 爪をきれいに保つ:△

    • 寒い季節が終わってハンドクリームを塗らなくなったら自然とネイルケアもしなくなってしまった……。
    • いまヤスリをかけてベースコートを塗りました。頑張るぞ!
  • サワードウをつくる:△

    • 一度作って失敗してしまったので、今月もう一度チャレンジしてみよう!

  • 本を読んで記録する。人に感想を伝える。:△

    • ちょっと書き溜めたけど最近書いてない。本はゆったり読んでる。
  • 水泳教室に通う:☓

    • まだ何もしていない……。
    • 家の近くに大人も通えるスイミングスクールがあるんだけど、子供がいすぎて、躊躇……。
    • 今月電話して通えるように、頑張る……。
  • 整体で姿勢を矯正する:◎

    • 整体通い始めた!続いている!し、腰痛や肩こりはかなり改善。
    • こまめにストレッチするのが一番効果があることに気づき、結局毎日頑張れるやつがえらい。
  • セーターを編む:☓

    • 秋口から始めようかな!
    • 練習として棒針で何かを編み始めようかしら。
  • リジッドデニムを買う:◎

    • 買った!! 
    • まだ届いてないので楽しみ~。いっぱいはくぜ!
  • キャッシュフローを健全にする:☓

    • 1月からつけはじめてみた家計簿を5月ぐらいからやめちゃったんだけど、私は絶対つけたほうが良いということがわかった。
    • 今月から再開。
  • 犬と出かける:◎

    • ドッグランデビューさせてあげられた!犬の輪になかなか入れず、かわいそうだった。でも連れて行くと喜ぶので、もう少しなれるともっと楽しくなるんじゃないかな。
    • 9月に犬とキャンプに行くことにした。乗り物に慣れさせよう。
  • 仕事を前倒しで済ませて有給を取る:△

    • そこまで休めてないし、休んでるときは全然済ませず休んだりしてる。
    • 済ませないで休むとそんなに気持ちよくない……。気持ちよく休むために頑張るんだ。
  • 住民税のうちふるさと納税と寄付を半々ぐらいに:☓

    • まだなんの納税もしてない。ぼちぼちし始めなければ。
  • ガルシア・マルケスの全集を集めて全部読む:☓

    • 手元にある百年の孤独は再読した。おもしれ~。おもしれすぎ。
    • 誕生日に買おうかな。全集を。
  • 近所を愛する:◎

    • 近所の銭湯やパン屋、居酒屋、中華屋などにいったぜ!
    • 全部気に入った。
    • 中華屋に行ったときカウンターで隣りに座っていた若者3人組の1人が「エナジードリンクいりませんか?」と何故か缶のエナドリをくれた。「なんで?」と聞いたら「うちで禁止されてるんで……」とのこと。
  • 英語を話す:☓

    • のっぴきならない事情があってキャッシュフローが全然健全じゃないので、延期……。今年中には始めたい。
  • 毎月やったこと無いことを1つはやる:◎

    • 順調!👌
    • やるぞ!と思ってやることもあれば、考えてみれば初めてだったということも多くて面白い。
    • 毎日初めての日を過ごしてる。
  • 得意料理を見つける:◯

    • 筑前煮と玉子焼きが上手になった。
    • 私のおふくろの味はチリコンカーニ(ママがブラジルに住んでたことがあって、そこではチリコンカンをチリコンカーニと呼んでいたらしい)で、それを今年中に習いに行きたい。
  • お金をきっちりいただくためにきっちり働く:△

    • ムラあり。
    • とはいえ会社で頑張ったで賞みたいなものをもらったので、頑張っているときもある。
  • 転職の可能性を考える:△

    • 考えてはいる。
    • 転職より社内異動が良いかな~とも。
    • ちょっと通信制の学校に通うことも考えている。
  • なにか異変を感じたらすぐに病院へ行く:◎

    • 歯科検診も舌下免疫療法もちゃんと通えてる!
    • 皮膚科は行けてないけど、特に大変困っていることがないのでまあ良いかも。
  • 新聞を2日に1回は目を通す:☓

    • 全然だめ。まるでだめ。
    • 毎日疲れて字が読めない。
      • 朝読めば良いのでは?
    • 今から読みます。

20個中7個はクリア。20個は自分的に多めの設定数だったので、遅れ気味だけど思ったよりできてるな!という印象。来年はもっと増やしても良いかもしれない。

 

お出かけ

6月はあんまり出かけず、近所をうろついたり人に家に来てもらったりしていた。

友達4人を家に呼んでパーティーをした。人を家に呼ぶの好きかもしれない。

私と彼氏でたくさん料理を作っておもてなしした。セロリとピーマンの塩昆布あえ、キムチとささみの和物、セロリの葉っぱの卵焼き、スパイスをたくさんまぶした手羽中、ケールのサラダ、焼き豚、餃子を作った。合計6人もいるとみんなたくさん食べてくれて嬉しい!私も彼氏も比較的少食なので、久々に沢山料理をつくる楽しみを味わった。

友達がうちの近所のケーキ屋さんで一度買ってみたかったブランデーケーキを買ってきてくれたので、パーティーのあともちまちま食べた。

ずっしり重くて、食べるとじゅわっとしていた。

うちに全6名、全員がパートナーと一緒に参加したんだけど、集団の中に入るといつもはあえては使わない強い言葉を使って目立とうとする動きはどこでも見られるものなのだな……。と思った。あんまり良くない傾向ですね。自分にもそういう面がある気がするので気をつけること。一種の処世術なのかな?とは思うけど、自分を偽っている感じがするのでなるべくしないように、頭の隅に冷静な場所を作っておいていつでもそこに逃げ込めるようにしたい。

パーティーのためにダイニングテーブルの向きを変えたんだけど、前より気に入ったのでそのままにしている。人が家に来るのは家に変化がもたらされることでもあるんですね。面白いからみんなに来てほしい。

 

以前阿佐ヶ谷に住んでた際に見つけた美容院に今でも通っており、そこへ行った帰りに阿佐ヶ谷神明宮ファーマーズマーケット的なものがやっていたので立ち寄ってみた。

能の舞台が境内にある、立派な神社。

本殿に続く道にパラパラと出店が出ていて、外に雑に椅子がおいてあり、かなり良かった。外に置いてある椅子やテーブルでご飯を食べるのが好きで、できるだけしたい。いつもとは少し違うことに感じる気持ちよさってあって、ベッドでいつもは足元に当たる場所に頭をおいて寝転んだり、キッチンで本を読んだりするのが楽しくて好きなんだけど、屋外でご飯を食べる楽しさも近いものがあると思う。

少し歩いてコンコ堂(良い古本屋)に寄った。コンコ堂っていつ行ってもこれは!と思う本があってすごい。今回はロベルト・ボラーニョの『別荘』を買って、前回はカーソン・マッカラーズの『心は孤独な狩人』(タイトルがかっこよすぎる)を買って帰った。ちなみにどちらもまだ読んではいない。読んでない本がすぐ近くにある幸福感よ!私は一生本を積み続けるだろう。

その後下北沢に行ってカワグチタクヤさんの展示を見に行った。絵を買う気満々で行ったのだが、展示2日めにもかかわらず全部売り切れていた。悲しい……。欲しい絵があれば有給を取ってでも初日に行った方がいい。そのために早く仕事を終えて、いつでも休んでいい状態にしておく必要性がある。学びました。

 

近所にいつも散歩で通りかかるけど入ったことのない花屋があり、そこに入った。

その日は具合が悪くて1日会社を休んだんだけど(身体がどうこうというより、精神がやせ細っていた)、午後はだいぶ楽になり犬の散歩をしていた。前から目をつけていたかなり立派なトキワシノブがまだ残っていたので購入。

実はすでにもう一つ持っている

半分ズル休みのような形で休んだ日に、ずっと欲しかった植木を買って、少しの罪悪感が喜びに混ざり、なんとも言えず良かった。良くないだろう、という感じですが良かったんです。

花屋の様子がかなり良かったので、見せます。

もとは普通の家の1階という感じ
洗面台からゆりが生えている

花屋の扉を開けると玄関の上がりに「用事のある方はインターホンを鳴らしてください」といった旨の張り紙がしてあり、扉の横にインターホンがあったことに気づく。

鳴らすと階段からお店のおばあさんが降りてきてくれて、この一連の流れがすごくいいなあ~……としみじみしてしまった。必要なときに降りて来てくださってありがとうございます。

お店のおばあさんは表で彼氏と待っていた犬を撫でてくれた。犬が異常に喜んでいたので、また一緒に行こう。

 

仕事終わりに神田のまつやでそばを食べた。

冷たいお蕎麦はガラスの器で出てくる

久々にまつやへ行ったけど、好きだな~……。机も椅子も低くて天井が高い。広々して席が多くて、注文が入ると従業員の皆さんが独特な掛け声を掛け合っている。不思議な空間だけど落ち着く。

早い時間に食べに行ったので、近くで行ってみたかった竹むらにも行けた。

こっちも建物の作りがなんとも良くて、あんみつも美味しかった。美味しいあんみつは寒天がうまい。あとここの求肥は砂糖がじゃりじゃりしてて食感が楽しい。

 

6月の初めて

厳密に言うと私の初めてではないかもしれないが……犬の誕生日をお祝いした!

ペットショップで買ったケーキ

1歳のお誕生日をお祝い。ケーキはスポンジよりとにかくクリームが気に入ったみたいでずっと舐めていた。犬って生まれて一年でできることがたくさん増えて本当にすごい。まだ1歳の犬には荷が重いかもしれないけど、一緒に長生きしようね。

彼氏と一緒に二人が同じぐらい大切に思っている犬の誕生日を祝う多幸感がすごくてめまいがしそうだった。

 

あとは去年始めて買った蘭の花が咲くのを見届けた!

つぼみって花と同じぐらいかわいい

白くて可愛い小さな蘭。ほのかにいい香りがする。

どんな花が咲くのか知らずに買ったので喜びもひとしお。こんな花を咲かせるんだ~ともっとよくこの蘭と知り合った感じがする。去年買った蘭がもう一つあって、そちらも今蕾が膨らみつつあるので楽しみ。

 

買った服、着てた服

夏服をちょっと買ったので見てください。

アダムエロペのレースブラウス

おばあちゃんちで使っていたレースカーテンにそっくりだったので購入。

襟がオーガンジー素材でできていてかわいい。レースの服が大好きなのに一着も手持ちになかったので嬉しい。羽織りまくるぜ。

 

お気に入りのストライプシャツと701のデニム

緑のストライプシャツ可愛くない?お気に入りでいっぱい着てる。あとリーバイスの701を初めて買ってみたんだけどすごい気に入った。私はお尻と腿が大きいんだけど、これは腰から下のシルエットをまっすぐ目に見せてくれて変に強調されないフラットな感じにしてくれるのが大好き!

 

ベロアのトップス×2

夏にベロアを着るの可愛くないか?!私は可愛いと思う。意外と暑苦しくなくて、この粉っぽい質感?が夏の光を柔らかく返す感じが好き。

 

自分で編んだ緑のバッグ、ママ→お兄ちゃん→私と受け継がれた青いシャツ

ヤンキースのキャップと同じ色のバッグを編んだら一緒に使いやすくていい感じ!

この日は彼氏のお母さんとその再婚相手、彼氏と4人で夕飯を食べに行ったんだけど、「そのシャツを斜めに結ぶのめっちゃいいじゃん!!」と褒められ彼氏以外の3人でお揃いでシャツを斜めに結ぶ約束をした。(彼氏はしないらしい)

 

ベースレンジのワンピース

紐が解けると服が脱げるので少しの緊張感と戦うことにはなる

 

これも体のシルエットを絶妙に拾ったり拾わなかったりしてくれる。背中が大きく開いていて、筒型の袖も風をよく通してすごく涼しいし、生地が気持ちいいから頻繁に着ている。

 

Gapのノースリーブ。スイカを初めて見た犬。

持っていたロスアパのスウェットと似た色のノースリーブを見つけたので購入。テロテロで気持ちがいい。夏はじゃぶじゃぶ洗えて涼しくて気持ちのいい服しか着たくないよ。


さて、夏が来ますなあ……。汗っかきなので外に出るのが億劫で、日陰と日陰を縫うように歩いている。すでに若干夏バテしていてスイカばっかり食べている。なんとか元気を保っていきましょうね。皆さんご安全に。では。

3月と4月は似ている

3月も4月も風景が似ているのでぼんやりしていたらみるみる木々の若葉が伸びてきて5月になっていた。

もう今月も後半で、紫陽花が咲いたら5月が終わるんだろう。

以下、3月から5月までの日記です。

 

3月

3月は犬の体調が悪くてヒヤヒヤしながら過ごしていた。結果なんともなかったのでご安心ください。

お出かけ

犬を検査するために病院へ預けた日、久々に彼氏と二人で外出をして日本橋の北出食堂へタコスを食べに行った。

しめ鯖とプルドポークのタコス

しめ鯖のタコスがかなり美味しかったのが記憶に残っている。炙ってあって風味が良かった。

北出食堂には初めて行ったんだけど、天井が高くて、テーブルに大きなドウダンツツジが置いてあり、気持ちのいい場所だった。ただし私はタコスはこういう自分で作るやつではなく、すでにトルティーヤの上に置かれているものが好きなので、理想のタコス探しの旅が終わることはないのであった。今のところ隣町のメキシコ料理屋のタコスと、完全に舐めてかかっていたアシエンダデルシエロの白身魚のフライのタコスがベストです。ヒップな店のタコスはうまい。

その後少し歩いてビーバーブレッドでたくさんのパンとジャムを買う。

お店のビニール袋がすごく可愛くて感激。

ピンクに青のフランスパン、そしてビーバー

こぢんまりとした可愛らしいお店で、所狭しとパンが並べられていてやや不安になった。私の一動作でパンを破壊してしまうかもしれないと緊張。
最近いろんな店の食パンを食べるのにハマっているので、ビーバーブレッドでも食パンを購入。サクサク系でした。思ったより好みではなく、理想の食パン探しの旅も終わることはないのであった。

小ちゃい山食は朝ごはんにぴったりだね

一方でジャムはすごく美味しかった。私は比較的ジャムに興味がなく、彼氏が熱狂的なジャムファンなのでパッションフルーツラズベリーのジャムを購入。予想を上回る酸っぱさで熱狂的な酸味ファンの私にはヒットいたしました。

大事そうに布が巻かれている

パンに塗るのはもちろん、ヨーグルトに入れても美味しかった。

その後両国に移動して、大好きなのになかなか行けないポパイへ行ってビールをしこたま飲んだ。

かっこいいグラス

行くたびに1リットル以上ビールを飲んで帰っている。これは10個好きなビールを選んで飲めるセットで、かなりおすすめです。ポパイは薄暗くてガヤガヤしていて私の大好きな伊勢角屋のビールが常にあってお気に入り。以前大晦日に行ったら年越しイベントをやっていて、金魚鉢のような巨大なグラスにビールが注がれ、それが店中に回されており、全員がそこからビールを飲んでいた。野蛮なお神酒スタイル。今はもうできないだろう。歴史を遡ると昔の衛生環境って信じられないと思うことがよくあるけど、今この短いスパンの間でもかなり感覚が変わっていて、未来はかなり清潔なのかもしれない。

その後病院で犬を回収して帰宅。可愛い犬よ健康であれ。

イケアのぬいぐるみは丈夫
3月の初めて

サワードウを種から仕込んで焼いてみよう!と思い実行。

そして、失敗……。

種の発酵も生地の発酵もうまく行かなかったみたいなので、季節を変えて夏にもう一度チャレンジしてみようかな~と思っております。うまくいくといいな~。

同じ種を使ってつくったパンケーキはとっても美味しくできた。

ふかふか
突然の

3月の最終週に突然上司と1on1が組まれ、(レイオフか?)と勘ぐっていたのだが、「来週から昇格です」と言い渡された。

昇格って来週からってことがあるんだ~。

経緯として私は昨年の5月に昇格テストに合格しており、ポストが空き次第次のロールに行けることになっていたんだけど、その後会社の業績が落ちて昇格&採用がストップ、そして今年に入ったあたりからレイオフが始まり従業員が大量に解雇されていたので、昇格もできなければ運が悪ければ解雇されるという最悪の状態にあった。

というわけで無事に会社にいられる&昇格ということで嬉しかったが、来週からとなると引き継ぎや準備で大わらわだった。

この期間に学んだこととしてはプロモーションはできるうちにしておけということと、レイオフは恐ろしいけどうちの会社の場合は退職金がもらえるらしいので、転職ができるようであればむしろされたほうが得ということ。

まあつまり当たり前だけどコントロールできる範囲で一生懸命頑張るしかないということですね。いつ来るかわからない解雇宣告に怯えて動きが鈍るよりも、解雇されたらどうなるのか、どうしておけば安心できるのかを考えて自分なりに対策するしかない。外資系で働くというのはこういうことなのか~と勉強になった。

大量解雇が始まる前に転職した人が後から「私ってどうにかレイオフされたということにしてもらってお金もらえませんか?」と言っていて面白かった。新天地で頑張ってください。

そんなこんなで3月終わりから4月は本当に忙しくて正直記憶が曖昧です。

 

4月

新しい仕事内容にもメンバーにも慣れず大変ストレスが溜まり、ずっと胃の調子が悪かった。

そういう毎日を過ごす中で、自炊がもたらす癒やしを実感する場面が結構あった。

慣れない業務で疲れている割にめぼしい進捗は出ず、今日もなんにもできなかったなあ……と惨めな気持ちになっているときでも料理をしてご飯を食べると少しだけれど確実に気分が軽くなっていて、不思議だった。

料理の準備をしているときって没頭しているから無駄なことを考えないのがいいのかもしれないし、自分にご飯を作ってあげるのって明らかにセルフケアだもんね。

餃子

筑前

彼氏と一緒に餃子を作ったんだけど、初めて餃子を包んだらしく、ぎこちなさがかわいかった。私は実家が7人家族で永遠に料理の下ごしらえばかりしていたので、餃子を高速で包むことができ、彼氏から少しばかりの尊敬を集めた。

料理を作るほどではなくても、元気なときに果物を向いておいて限界なときにつまめるようにしておくのにも助けられた。

毎年文旦を取り寄せているけど、今年の文旦は美味しかった

私がヘトヘトなのに気づいていたのか、彼氏もたまにご飯を作ってくれた。

フライドチキンサンド

ハムトースト、いろんな物が入ったオムレツ

ピタパンにお肉とレタスとサワークリームを入れて食べるもの

家でご飯を食べるのっていいな~……という話でした。

お出かけ

また歌舞伎を見に行った。夜の部。

四月大歌舞伎夜の部

幕がかっこよかった

前回初めて見に行った話よりもわかりやすい内容でより面白く感じた。別れた男女がまた一緒になるよという話でしかないのに面白くてすごい。

今回見に行って初めて気づいたんだけど、歌舞伎の演目って季節感を反映しているんですね。これ常識ですか?

最初の演目では潮干狩り、連獅子では牡丹が春らしさを醸し出していて良かった。ちょうど数日前に近所のお寺で牡丹が咲き始めているのを見たので、なんとなく嬉しい気持ちに。季節ごとに見にいけるのが理想かも。

花が大きすぎてうなだれている

今回は連獅子が目的で見に行った。連獅子かっこよかった~。体に馴染みきった無駄のない動きの連続で、見ていて気持ちが良かった。これって歌舞伎を好きになった理由の1つかも。

幕間で念願のたい焼きも食べられたので満足。

中に紅白の白玉が入っている

帰り際に銀座シックスでマーロウのプリンとジュレを買って帰った。

これはプリンではなくジュレ

マーロウのプリンを初めて食べたのは誰かからおみやげで貰ったときで、神奈川にこんなちょうどよくおしゃれで美味しい手土産があるのかよ……と思ったのを覚えている。

プリンは硬めでそんなに甘くなくて、ベーシックな味わい。つつがなく美味しい。ビーカーはコップとしてその後も使ってる。1カップ分の目盛りがついていてめんつゆを作るときとかに便利だよ。

 

上野へマティス展を見に行った。

お昼にアイナマでキューバサンドをテイクアウトして、上野公園で食べた。

全然美味しそうじゃない写真

柔らかいプルドポークがみっしり入っていてとっても美味しかった。

この日は天気がよく、ベンチでサンドを食べるのにぴったりな日だった。外でご飯を食べるのは気持ちがいいね。暑くなりすぎないうちにたくさんしたい。

マティスの絵は色合いが凄く可愛くて、特にこの大理石のテーブルのなんたらって絵が気に入りました。ぽにょぽにょしてて良い。

ぎりぎり何がなにか分からなくてかわいい

絵ももちろんいいんだけど私はとにかくマティスの住んでた部屋の様子が好きで、その写真が割合豊富だったのが良かった。雑多で楽しそうな部屋が好き!

 

4月の初めて

生まれて初めてかに道楽へ行き、生まれて初めてカニの刺し身を食べた。

不思議な食べ物だった

私ってかに道楽のことが好きかも……。

席が広くてゆったりしてて、程よい間隔でコースの料理が運ばれてきて、カラオケみたいに席に電話が備え付けられててそこでオーダーとかを取ってもらえて、ご飯も文句なしで美味しい。

カニの刺し身は初めて食べたけどなんか不思議だった。ややミルキーで口溶けが良くて美味しかったけど、加熱したやつのほうが好きだな。繊維を感じたい。

関内のかに道楽に行ったので、その後歩いて野毛山動物園へ行った。無料で入れる動物園で、かなりおすすめ。山の上にあるので園内にも高低差があるのがおもしろい。

写真は何も撮っていないので見せられないのですが、園内に鯉のぼりがあって、それがレッサーパンダとかワニなどの動物を模してあり、鯉のぼりって鯉じゃなくてもいいんだ……。と気付きがありました。

その後下山してハードロックカフェでデカパフェを食し帰宅。

 

5月

引き続き忙しく、ゴールデンウィークは1日2日も働いた。特に旅行には行かず、犬の散歩、読書、編み物、植木の世話……。と健康な老人のような生活を送った。

毎年ゴールデンウィークには植え替えをしている。今年もした。

大のお気に入りの植木屋?があるので、そこで色々と調達した。

いいでしょうこの店。

なんだかハーブを育てたくなってきたので、バジルとローズマリーを買って帰った。ミントもほしいな~。

植え替えをして部屋のレイアウトを少し変えた。

部屋をもっと植木だらけにしたいけど、犬がいるといたずらしてしまうので難しい。天井からぶら下げたりスタンドを使えば良いかも……と検討中。実家のリビングは天井から貝殻でできたシャンデリアのようなものやプラスチックでできたオウムの模型、植木などいろんなものがぶら下がっていて、初めてうちに来た人はみんな天井を見上げていた。

後日植え替えたカラテアに花がついていた。

株の真ん中に咲いている

クルクマに似ている。カラテアに花が咲くのが初めてだったので嬉しい。

お出かけ

友達が家を建てたので、そこに遊びに行った。

よくわからないけどお酒をたくさん飲んでしまい新築の家で暴れまくってしまった……。大反省。

手土産にクラフトビールをたくさん買っていった。みんなで飲み比べができるので楽しい。手土産ってみんな何を持って行ってるんだろう。私はお酒を飲める人がいるときにはビールで、そうじゃないときはデザート用に果物とかを買って行ってる。

かわいいビール

家を建てた友達が私の昇格祝いにシヅカ洋菓子店のクッキー缶をくれた!

みっしり

小麦粉の粒?が大きめでざっくりしている。四角いクッキーとジャムクッキーは少し塩が効いていてとっても美味しい!一枚で満足感があるので、時間がない日の朝ごはん代わりとか、お昼を食べそびれた日のおやつとかに少しずつ食べていた。

 

先日パーラー江古田のパンを取り寄せたらすごく美味しくて硬いパンブームが到来したので、別の硬パンも試そうと思い、チェスト船堀へ行ってきた。

狭くておしゃれ

食事用のパンとサンドイッチをいくつか購入。買ってすぐバターとザラメのサンドイッチを食べた。

ちいちゃい

砂糖がジャリジャリしていて美味しい!シンプルなうまさがガツンとぶつかってきて良い。これ以外のパンは明日以降食べます。楽しみだな~。

袋に中に入っているパンを描いてくれた。かわいい。

はるゆたか☺

近くの中華屋でチャーハンを食べて、ちょっと離れたところにある大型リサイクルショップを物色。ど紫のラビットファーのジャケットを買おうか悩んだけど流石に季節外れなので買わずに帰宅。すごいタバコの匂いがした。でもやっぱりほしいかも……。

5月の初めて

舌下免疫療法を始めた。地味なトピックですこと……。

長年酷いダニアレルギーに悩まされていたんだけど、舌下免疫療法で改善の可能性ありと去年知ってやっと着手。最低3年続けることをおすすめされた。3年後の私って何してるんだ?少なくともダニアレルギーが軽減していると良いが。

 

あと整体に通って矯正も受け始めた。効果あるのかは不明ですが、肩こりは軽減されている感じがするので様子見です。健康がとにかく気になっている。通常の状態が健康だととにかくダメージが減るから……。

5月のはじめの頃はとにかく疲れていたのも自分の体を気遣うようになったきっかけかもしれない。

4月にとにかく頑張って仕事をした結果かなり疲れてずっと元気がなかった。その一方かなり業績がよく、「これだけ頑張ったんだから誰かに認められたいなあ」「誰かに褒めてほしいなあ」という考えが頭をよぎったんだけど、それと同時に「こういうふうに自分の頑張りを誰かに認めてもらうことで満足感を得るという仕組みを脱しない限り、コントロールできないものにずっと振り回されることになる」という考えも浮かんだ。

誰かを自分の満足感のために利用するのってあんまり良くないなあと思う。しかし会社及び社会で生きている以上自分の評価は他人が決めることになるので、逃れられないことではあるのだが、それはそれとして満足感とか自己評価の基準を自分の外に置くのって自分が不安定になってしまうので、上手いバランス感覚を身に着けられれば良いのだが……。

理想としては自分の業績を過不足なく認められることなんだけど、主観だとどうしても過程に対する思い入れとかが入り込んでしまうから無理なのかも。適切な自尊心を持ちたいだけなのに、なかなか難しい。

皆さんは自分の頑張りをどう認めていますか?自分へのご褒美を買うみたいな行動も実際やっちゃうけど、これってただの物に過剰な意味合いをつけてしまうようであんまり健康的じゃないなあとも思っていて、私はまだ考え中です。

こんな小難しいことを考えなくても例えば友達やパートナーに「こういうふうに頑張ったので褒めてほしい!」と伝えればみんな絶対に良くしてくれるのに、なんか可愛そうな人間だな……。と思う。自分がそう言われたら全然「自分の満足感を満たすために利用されている」とは思わず素直にすごい!って言えるのに。

もうとにかく根本から解決したい、自分だけで完結できる人間になりたいと思いすぎているのが問題なのかもしれない。そんな人間はいません。

 

今までに読んだ本の感想とかも書きたかったけど疲れちゃうので一旦おしまい。

今月は先月よりもずっと元気になってきているので、来月もきっとずっと元気になっているでしょう。

皆さんの6月も素敵な月になりますように。では。

2023年2月

毎日散歩をしていると季節の移ろいを感じることがよくあり、最近は大きく膨らんだ蕾や梅や桃の花、またその蜜をなめに来ているヒヨドリなどを見ることができて、嬉しい。

この間植木鉢がたくさん無造作に置かれている床屋の前を通りかかって、盆栽の木瓜の花が咲いているのを見た。その鉢植えだけ少し離れた大きな道路に面したところで踏み台のようなものの上に置かれており、花が咲いた鉢植えを誰かが大切に思っていること、人にも見てほしいということになんとなく心打たれた。しばらく立って見ていたが、一緒にいた犬が早く先に行きたそうにしていたので退散。もっと見ていたかった。

きっとこれからあっという間に暖かくなっていろいろな花がまた見られるようになるのだろう。以下、2月の日記です。

 

今年の目標

もう2月ですが……。昨年も2月に今年の目標を書いていた。変わらない人間。来年はせめて1月に書こう。

去年「今年の抱負」をブログに書いておいたら振り返りができて良かったので、今年も書いておく。

大テーマ

今年の大きなテーマは「善く生きる」ということにします。

去年からちらちらプラトンの本を読んでるんだけど、その中で垣間見えるソクラテスの「善く生きる」という考えが自分の中に徐々にフィットしてきて(大事かも)という気持ちが大きくなってきた。

とはいえ正直この考え方をしっかり理解しているかというと全くそんなことはなく、これを学んでいくためにも今年のテーマにしようという面がある。

今のところの大まかな理解では、肉体や表面的な美しさ、物質的な富、地位などを気にかけるよりも魂の状態を気にかけて、それがより良くなるようにしていきましょうということっぽい。だからといって肉体をおろそかにして病気になってしまっては魂を気遣うための思考活動に支障を来すし、経済的に困窮すると心理的な余裕を失ってしまうので、自分の精神状態を最優先するために適切な物質的な選択をしていくべきということなのかなあと考えております。

今は光文社古典新訳文庫の『ソクラテスの弁明』を読んでいるんだけど、半分以上が解説なのでとてもわかりやすい。非常におすすめです。次は同シリーズで『パイドン』を読もうと思う。読んで、考えて、濾過して自分のものにする。

小テーマ

魂の健全性を保つために決めた目標は以下のとおりです。20個ある。去年書いた目標を振り返ってみたら半分ぐらい達成できていたので、今年はもっと欲張るぞ!

  • 爪をきれいに保つ

    • 小さい頃に爪を噛む癖があった。癖自体は直ったけどなんとなくずーっと自分の爪の形が悪い気がして気になっていたので、今年こそ保湿したりネイルハードナーを使ったりして納得の行く形にしたい。
  • サワードウをつくる

    • パンを焼くぜ!なぜなら、パンが大好きだからです。

    • 去年からぬか漬けを自宅でするようになったんだけど、ああいう面倒を見る必要性があって少しずつ変化していくものって好きだなあ……というしみじみとした実感があった。酵母もそういったものな気がするのでチャレンジしてみたい。
  • 本を読んで記録する。人に感想を伝える。

    • 去年は結構本を読んだのに、どれを読んだのかとかどういうところが心に残ったとかがおぼろげな記憶になっていてもったいないな……と思ったので。
  • 水泳教室に通う

    • これは去年も目標にしたけど、できなかった……。
    • ずっと泳げる人のことを羨ましいな~と思っていたけど、自分もできればいいんじゃんと気づいたので、熱望。
    • 友達と海で泳いだり、ホテルのプールでぬるく漂ったりしたいよ。
  • 整体で姿勢を矯正する

    • デスクワーク続きで著しく体が歪んだり凝ったりしている実感がある。
    • パーソナルトレーニングが習慣化したので、合わせて体のバランスを整えていきたい。快適だから。
  • セーターを編む

    • 去年から編み物をはじめて小物を少しずつ作れるようになった!今年は実際に着られるようなセーターを自分に編んだり、彼氏や友達に編んだりしたい。
  • リジッドデニムを買う

    • パーソナルに通い続けた結果下半身がかっこよくなってきたので、かっこいいデニムを買いたい。
    • リーバイス701のリジッドがほしいんだ~。
  • キャッシュフローを健全にする

    • 今月から家計簿をつけております。
    • 反省しております。
  • 犬と出かける

    • 少し遠くの公園とか、バッグに入って電車や車に乗る練習をして少しずつ遠出に慣れてもらう。色んなところを見せてあげるんだ~。
    • 来年には一緒に旅行に行けることを目標にする。
  • 仕事を前倒しで済ませて有給を取る

    • 魂の安寧のためにとても必要。
    • 2ヶ月に1回ぐらいは有給を使いたい。
    • 平日は良い休日のためにあり、良い休日は平日を輝かせる。
  • 住民税のうちふるさと納税と寄付を半々ぐらいに

    • 去年はふるさと納税に目がくらんで一回しか寄付をしなかった。無念……。
    • ふるさと納税もし続けると思うけど、それでもあんまり賛成したくない制度だとは思うので割合を減らす。
  • ガルシア・マルケスの全集を集めて全部読む

    • ひとまず今手元にある百年の孤独を再読しよう。
    • 敬愛しております。
  • 近所を愛する

    • おしゃれな街に詳しいのもかっこいいけど、自分の住んでいる場所を愛してよく知っている人も同じくらいイケてる。
    • 自分の住んでる地域でお気に入りの場所を増やす。
    • 自転車を修理したので準備万端だぜ。
  • 英語を話す

    • 英会話を習いたいな~。これもずっとやらなくてはとコンプレックスに思いつつやっていなかったこと。彼氏の友達は英語圏の人が多いので、話せたらきっと楽しいだろうなと思う。あと今の仕事にも役立つしね。
    • キャッシュフロー健全化計画がしっかり進んだら始めます……。
  • 毎月やったこと無いことを1つはやる

    • 去年やってみてすごく心が元気になった。やっているときも、何をしようかと考えている時間もきらめいていた。
  • 得意料理を見つける

    • 毎日の料理、お客さんが来るときの料理、彼氏の大好物、自分の大好物で4品ぐらいかな?なにかこれが私の得意料理です!というものを見つけたい。
  • お金をきっちりいただくためにきっちり働く

    • 出来高制なので、最大限もらえるようにしっかり達成する。
    • 金銭のことで悩む時間って本当に苦しい。実家で常に「うちにはお金がない」と言われていたのを思い出すと今でも厳しい気持ちになる。が、今は自分でお金を稼げる!嬉しい。できる範囲で頑張ろう。
  • 転職の可能性を考える

    • 急に業界や職種を変えるのもいいかもな~と思うことが増えたので、情報収集をしてみる。信頼できるエージェントを見つけるのもいいかもしれない。
  • なにか異変を感じたらすぐに病院へ行く

    • 別に何もなかったらそれで良くて、「異常なし!」と確認するだけで安心できるから、そのほうが精神によい。
    • 国民皆保険制度最高!
    • 歯医者に定期検診に行く。
    • 今年から舌下免疫療法はじめるぞ!5月からを予定しています。
    • 皮膚科にも行きたい。
    • 近所の病院を調べておく。
  • 新聞を2日に1回は目を通す

    • 昨年「ネットニュースって私には速すぎる」と思って紙で新聞を取り始めたが、読む頻度にムラがある。
    • 別に毎日読まなくてもいいなとは思っているけど、溜まると読まなくなるので、それなりの頻度でざっと目を通す習慣をつけたい。

私は今年も私らしく頑張りますわよ~。

2月のお出かけ

神奈川に住んでいる友だちと鎌倉へ行った。

私は祖父母が鎌倉に住んでいたので、それなりに思い出の場所がある。

その一つが銭洗弁天で、2月に何十年ぶりかに訪れた。祖母は信心深い人で、私をよく近所の寺社仏閣へと連れて行ってくれた。その中でも銭洗弁天は私のお気に入りで、何度も何度も行った。今思えば銭洗弁天にたどり着くまでの道は結構な坂なのでお年寄りには結構大変だったろう。小さい頃その山道を登っている途中で私が白い蛇を目撃したことがあって、後から祖母に伝えたら縁起が良いじゃないか!!と喜んでいた。さっき調べてびっくりしたんだけど、銭洗弁天の使いは白蛇らしく、マジでは……?

銭洗弁天の何が好きかというと、まず入り口がいい。山を登っていくと山肌に鳥居に縁取られたトンネルが現れて、そこを抜けた開けた場所に銭洗弁天がある。少し進むと滝があり、境内の坂道を登るとまた滝がある。一境内に二滝である。滝の近くに洞穴のようなところがあり、そこに引かれている水で銭を洗う。銭を洗うと何が起こるのか知らないままずっと銭を洗っていたのだが、倍になると言われているらしい。スゴ。たまにお札も洗っている人がいて(お札をビシャビシャにするの、やだな~)と思っていたけどあれは正解の行動だったんだね。クレジットカードでも洗おうかな~と思っていたけど、クレジットカードが増えても仕方がないので、これは不正解。

子供の頃は行くたびに売店でかき氷を買ってもらい、滝を見ながら食べていた。必ずメロン味を。昔は両方の滝に鯉がたくさんいたけれど、この間は一つの滝にしか鯉がおらず少し寂しかった。

滝です

下山したあと友達が稲荷神社が好きというので近くの佐助稲荷にも行った。佐助稲荷の写真を取り忘れてしまったが、ものすごい数の狐の陶器が置かれており圧巻だった。狐の石像もたくさんあり、一つずつ全然顔が違って面白かった。おすすめです。

その後鎌倉中央食品市場へ。時間帯によっては新鮮な野菜とかが手に入るらしいが、未だ手に入れたことはない。ここに入っているお店を見るのが好きで、小さいけどいろいろなものが売っていて楽しい。この日はナッツ入りのスモークチーズと、DAILYで巨大なクッキーを買って帰った。

ワッフルみたいなチーズ

このチーズが本当に美味しくて、おすすめです。私はあんまり香りが強いチーズが食べられなくて、ミルクの風味が強いものが好みなんだけど、スモークチーズはチーズ独特の香りがスモークの風味で消されているので大好き。最近朝ごはんにチーズを一口だけ食べるのにハマっている。楽しい気持ちになるので。

朝寝坊をして仕事用のデスクで食べたチョコチップクッキー

いつも通りに起きてダイニングテーブルで食べたピーナッツバタークッキー

クッキーも本当に美味しかった……。特にピーナッツバターが入ったほうが思ったより甘すぎず気に入った。また買おう。

パン屋にも行った。ライ麦ハウスベーカリーというところ。

フィンランド出身の方がやっているところらしく、見たことのないパンが売っていたので購入。

リースみたいなパン

八等分にしたものをさらにスライスして食べるのが一般的らしい。右下は犬の鼻。

このパンも本当に美味しかった。酸っぱくて硬い。最高!全部のパンにパンの名前が書いてあり、店主のお子さんの絵が載っている。良い……。このパンがいたく気に入ったのでサワードウを家でも焼きたくなったのであった。焼きたてのサワードウブレッドが家で食べられたら嬉しいだろう。自分を喜ばせたい。

 

2月の初めて

歌舞伎

生まれて初めて歌舞伎を見に行った。

2月23日の祝日に歌舞伎座で「霊験亀山鉾」を。友達が仁左衛門が好きで、仁左衛門はもうすぐ引退と噂されているらしい。初めて存じ上げましたが、お疲れ様でございます。

待ち合わせ場所に向かうべく銀座を歩いていたら祝日なので松屋の上で日本国旗が天気の良い空にはためいており、意外と嬉しい気持ちになった。

ひしゃげた国旗

17時半から開始だったので、16時頃に友だちと待ち合わせをしてグリル木村家で早めの夕飯を食べた。通し営業でいつでもご飯が食べられるお店が大好き。

ビーフシチュー

グリル木村家はご飯を頼むと自動的にパンが食べ放題になる。パンがたくさん入った大きなかごを持った店員さんが店内をぐるぐる回っており、どんどん持ってきてくれる。この日は午前中にジムへ行ってからまともにご飯を食べていなかったので、同行者が引くほど食べてしまった。オリーブ入りのパンとオレンジとレーズン入りのパンが美味しかった。バターも好きなだけ追加させてくれた。ありがたい。

バターのパッケージの美しい山

同じ会社の人なので、今会社で起きているレイオフについて話したり、転職してもズッ友の誓いを立てたりした。破ってくれても構いません。私はお慕いしております。

歌舞伎座を初めて訪れたが、素敵な空間だった。

中に入ると床全面に赤いカーペットが引かれており、出入り口には色鮮やかな花の模様がある。これは平等院鳳凰堂で見たことがある宝相華ではないか?と思ったら本当にそうらしい。おれは修学旅行のレポートでこの模様のことを調べたので覚えているんだ。

歌舞伎はすごく面白かった。また見たい。

亀山鉾は敵討ちの話で、仁左衛門演じる水右衛門が敵討ちに来る石井家の人々をどんどん返り討ちにするも三度目で遂に倒されてしまうというあらすじ(本当に荒い)なんだけど、(悪人、最後までやられないでくれ~~!!)という気持ちが残った。

正直あらすじを読まないと何一つわからず、誰が何を行っているかも分からなかったと思うんだけど、作り込まれた舞台の空気、緩急がこちらを飽きさせない。花道から人が出てくると嬉しい。

特に水右衛門が棺桶を破って出てくる場面と町人が山鉾を掲げ囃し立てているのを背景に敵討ちが成功する場面が良かった。なんのことだかわからないですねこれだけでは。でもそういうシーンがあったんです。

水右衛門が亡くなるシーンではすごく大げさに手を振り回してもがきにもがいて死んでいくんだけど、それがこの世にすがりついているようでもあり、散り散りになりつつある自分の霊を賢明にかき集めているようでもあり、心に残った。

四月大歌舞伎の三部にまた仁左衛門が出て、しかも別の演者だが連獅子をやるらしいので是非見たい。また同じ友だちを誘っていこうと思う。

歯医者でマウスピースを作る

寝ている間に歯ぎしりをしているらしく、起きた瞬間アゴがだるいことが増えたので歯医者へ行ったところ、「歯ぎしり自体をなくすことは難しいが、就寝時に使うマウスピースを作ることでかなり軽減できる」とアドバイスをもらった。作りました。

私の歯型を見てください

ちょっと使ってみたけど、すごいぜ!!!!!しっかりダメージが軽減されている。これは早くも今年買ってよかったものの首位に躍り出ました。医者はすごいから行くべき。私は5000円ぐらいで作りましたが、病院によっては3000円ぐらいから作れるっぽい。

私は歯のトラブルが比較的少ない人生を送ってきたので今回始めて歯型を取ったんだけど、歯型取るの超面白くてまたやりたい。柔らかい粘土みたいなものを噛むだけなんだけど、また噛みたい。もう一個作れませんか?

ある日夜中にハッと目覚めた瞬間マウスピースが外れていて、暗闇で布団の中を透明な歯型を探すのが難しく、ウケた。

美味しかったもの

近所のお店のお稲荷さんを初めて買ってみたら美味しかった。

1個75円

この店ではおにぎりと巻きずし、お稲荷さんが売られていてたまにお昼に買いに行く。全部このお店の味がして美味しい。お店のおばあさんがその場でものすごい手際の良さで包んでくれて、それを見るのも好き。

彼氏のお母さんが毎年くれるロイズのチョコレートも美味しかった。

蓋付きで

中には生チョコが詰まっている

器も全部チョコレートでできている。中の生チョコを食べたあと、器でホットチョコレートを作るのが好き。血糖値がありえないぐらい上がってかなり眠くなるので注意。

彼氏が最近セブンイレブン経由でクイニーアマンの存在に気づき、「本物が食べたい」(コンビニのパンはすべて偽物らしい)というので、歌舞伎を見に行った日に銀座シックスの地下にあるジャン・フランソワで他のパンと合わせて買った。

クイニーアマン。本物と思われる。

上品な甘さで美味しかったが、もっと俗っぽい甘さで全身にカラメルをまとったクイニーアマンを我々は欲している。情報あればお願いします。リトルマーメイドとかにある気がしている。

一緒に買ったレーズンサンドとクロワッサンがかなり美味しかった。

レーズンパンの間にバタークリームがサンドされています

バタークリームと聞くと曖昧な味の生クリームの偽物(下に見すぎ)を思い浮かべてしまうが、このクリームは本当になめらかなバターに少し甘さが加えられていて、とても美味しかった。

クロワッサンが一番好みだったかも。生地の層が一枚一枚パリパリしていて、噛みしめると中のぎゅっとした食感にぶつかり、バターの香りがする。パリパリしすぎてどんどん崩壊していくので、(勝負!)と思いながら食べました。食べるのって、たのし~。

 

読んだ本

ネットに公開するか……?このしょうもないただの感想を……。と躊躇したけど、今年の目標の一つでもあるので書き残します。

『読書について』小林秀雄

読書法に関する本は今までに何冊か読んだことがあるけど、これが一番面白く実践に結びついた。

同タイトルのショーペンハウアーの本がある。その本では「乱読をするな」「何回も同じ本を読め」「正しい文法で書け」みたいなことが冒頭で述べられていて、正直あんまり同意できず早々に読むのをやめてしまった。

小林秀雄の『読書について』では一番最初の章でそれとは真逆のことを言っていた。

乱読の害ということが言われるが、こんな日本の出る世の中で、濫読しないのは低能児であろう。濫読による浅薄な知識の体積というものは、濫読したいという向こう見ずな欲望に燃えている限り、人に害を与えるような力はない。濫読欲も失ってしまった人が、濫読の害など云々するのもおかしなことだ。

読書の最初の技術は、どれこれの別なく貪るように読むことで養われるほかはないからである。

この文章でいいなと思ってどんどん読み進められたんだけど、結局自分は自分と意見の合うものしか受け入れられないということなのかも……とちょっと落ち込んだ。

その一方で一人の作家の本を全部読めというすすめもあり、この文章がかなりかっこいい。

小暗いところで、顔は定かにわからぬが、手はしっかりと握ったという具合な解り方をして了うと、その作家の傑作とか失敗作とかいうような区別も、別段大した意味を持たなくなる、と言うより、ほんの片言隻句にも、その作家の人間全部が感じられるという様になる。

これが、「文は人なり」という言葉の真意だ。それは、文は眼の前にあり、人は奥の方にいる、という意味だ。

私は、つまりもう既に亡くなっているガルシア・マルケスともウンベルト・エーコとも握手をできうるということで、泣けてくる。

また、普通の人は批評家みたいに何がいい、悪いと言わなくてはいけない仕事をしているわけではないので、どんどん感想を話し合ったりしなさいと言っているのにも勇気づけられた。今年の目標にしたように、本を読んだことを人に話そう。

この本の中で一番すぐに実践できたのは、自分の中身を空にして小説に身を委ねつつも、自分自身を覚めた状態にしておいて自分を見失なわないようにすること。そうすることでただ没頭するのではなく、自分に対して「この本は何を言っているのか」という問いを立てて、その相互のやり取りが良い読書体験を生むということ。

模試で出てくるような小難しい文章は一切出てこず、とても面白かった。また読み返すと思う。

侍女の物語マーガレット・アトウッド

今更ながら読みました。有名な作品はやっぱり面白い。

私はフェミニストを自称しているものの、フェミニストに評判がいい作品を読むときってたまに「押し付けがましい寓話だな」と思うことがある。これは世界観の設定が良いのかそういった嫌さがなかった。贅沢を言っているわけではないのに贅沢と言われてしまう切実さにあふれていた。

ただ主人公がこのようなディストピア世界を作った男性に「以前の世界に比べて失ったものはなにか」と聞かれたときに「恋愛」と答えたのが少し覚めてしまった。

「恋愛をしない人はおかしいと思われて宇宙人のような扱いを受ける」と言っていて、まあ事実そう思われてしまう世界なんだけど、私はやっぱり恋愛を過剰評価している物語に対してやや嫌悪感を持ってしまう。

ただしこの世界で生きているこの主人公がそう思っているだけなので、激しく批判をする気持ちにはならなかったし、納得感があったのでこの作品の良さを失うことにはなっていない。結局この主人公も恋愛を通して最後救われたわけだから。

読後感がすごく爽快じゃないところも好きなポイントで、結局主人公はおそらく助かったんだろうけれどぼやかされている。(そもそも助かっていない限りはこの物語は残らないはずではある)

この主人公が生きていた国が滅亡しそれを後の時代の人々が論じるという形で講演をしている様子が短くまとめられて終えるんだけど、まず「当人は大変な思いをして生きていたのにあとの時代のやつがあーだこうだいいやがって……」という気持ち(自分も含めて誰も当事者ではないのだが、と言うか歴史を論じるときはみんなそうだ)と、講演をしている教授が軽く女性のことを詰ったりするのがすごく嫌でまだ女性軽視は残っているのかよ……。とややうんざりした。まあこれがギレアデを生んだのだから当たり前か。

全てが統制されていて淡々とした世界なので、今の社会を生きていたらほんの小さなことがすごくすごく大きなことに感じて目が話せなかった。この主人公が熱望しているのは私達が今生きている世界なんだと思うと自分と小説とのつながりを感じる。

『デクリネゾン』金原ひとみ

現代日本の小説ってあんまり読んだことなかったからすごく新鮮だった。

だいたい翻訳小説か少し古い時代のものばかり読んでいたので、背景を共有しているとこんなに内容がよく分かるのかと不思議な感じ。これだけ近い時代だと自然とメタ構造を持つ様になっていて、主人公が小説家だからなおさらそう感じる。

この世界にはコロナもある。し、主人公とその作家仲間が「小説にコロナがあるものとして描く?」と議論している場面があって(この小説は作者がコロナありと決めて書いた小説なんだ)とわかるのが面白い。

こんなにわかるなと思う小説というのは時代背景を共有しているからというだけでなくて、主人公の主観を通して色んな人の様子がしっかり描写されている巧みさから来ているのかもしれない。

登場人物の中に自分の身の回りの人が入れ代わり立ち代わり顔をだすみたいに(これはあの人みたいだな)と思えて、同時に(これは自分だ)(これは未来の自分だ)とも思った。

その一方で人の見た目に関する描写がほぼ出てこないのも好感が持てた。顔の造形とかがほとんど描写されない。

人は人と出会うたびにワクチンみたいにそういう人に対する抗体を得ているのかもという考え方が作中に述べられており、好きだった。誰かと出会うたびにその人の存在が自分の中に染み入って、その人に似ている人に会ったら(あ、こうすればいいんだ)ってわかったり、なにか考え事をしているときとかにその人の考え方が何処かから出てきたり、そう感じることって確かにあるし、自分が大事にしていることだなと思う。

私は高校生の頃に出会った谷川俊太郎の『あなたはそこに』の「ほんとうに出会った者に別れはこない」という一節に理由もわからず惹かれ続けていた(表面上は希望としてこれを言葉のまま信じて別れの悲しさを紛らわしていた)んだけど、この言葉の良さは出会った人間のかけらは私のそばに常にあり、常に相互関係を及ぼしていて、それが毒になるときも薬になるときもあるけどその人の存在はかけがえのないものであること、私にとってはそれが人を愛するということの意味の一つだと信じているということなんだろうなと思う。

違和感を感じたとしたら登場人物が長く喋り過ぎというところかも。まあそれは小説だからいちいち人の相槌とかを入れていたら勢いがなくなってしまうんだけど、それでも一つのカギカッコでそんなに話す?そんな話し方を実際にする?少し芝居がかってない?と雑念が入り込んでしまった。

それも含めて作風だからいい。

この本を読んだ感想に「主人公が母親なのに性愛にうつつを抜かし過ぎで気持ち悪い」みたいなことを言っている人がいて、それは本を読んでいる途中で目にした感想だったから憤ってしまったんだけど、物語の後半に作家である主人公のインタビュー記事にそういう感想を寄せる人がいる描写があり、織り込み済みなんかい!流石よ……としびれてしまった。俯瞰力が高い。金原ひとみは主人公と似ているのかもしれない。

主人公もそういう人たちに対して最初は憤っていたけど「言葉というものがその人物自信というよりもその人から少し浮遊した状態のところから発せられること、言葉をそのまま言葉通りに受け取ることができないということを知っている」                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      からそういうやつは永遠に意味不明なことやってろって思えるんだって。痛快だね。

本当に様々なトピックを扱った本だった。家族、生活、老い、恋愛、友情、コロナによって変化した最近の社会環境、等々。

デクリネゾンとは一つの食材を様々な食べ方で味わい尽くす調理法(例えば豚肉を部位ごとにソーセージ、豚足、ステーキ、カスレ……みたいに食べ尽くす、いわゆる「豚づくし」で、表紙にもその絵が描かれている)らしいんだけど、なぜこのタイトルなのかな?何を味わい尽くしているんだろう。

恐らくだけど、この主人公は夫や娘と関係性を変えながらずっと付き合っているからそのことを指しているのかな。恋人、夫、元夫で娘の父親、娘は幼い頃、実父と主人公3人で暮らしていた頃、二人で暮らしていた頃、別居して実父と暮らしている状況ということかな。

もしくは自身も色々な側面を持っているということかも。作家、母、恋人、妻、元妻であり、誰かの友人でもあるということなのかも。人というのはそれぞれ多様な面を持っていてそれを味わい尽くしているということかも。文章にすると急に俗っぽくなってしまって恥ずかしい。

ロング・グッドバイジェフリー・ディーヴァー著/村上春樹

昔読んだような読んでないような曖昧な状態で読み始めたけど、多分ちょっと読んでやめたんだと思う。

読み始めてからそういえば村上春樹の長い文章をまともに読んだことがなかったなと思い当たる。私はネットミームを通してしか村上春樹を知らない。

隅々まで主人公のフィリップ・マーロウが見つめた世界が敷き詰められており、かなりかっこいい小説だった。特に風景描写がしっかり情景が浮かんですごく没入感がある。パーティーをやっている部屋から一歩出たときの驚くような静けさとか、夏の日ざしが廊下に差し込む窓の横でエアコンが音を立てている様子とか、細かい描写が強烈に映像を呼び起こしてくる。

私が特に好きだった描写は以下の2つです。

バラ色の頭の雀たちがひょいひょいとはねながら何かを、雀にしか価値を見いだせない何かをつついている。

空っぽのプールくらいいかにも空っぽに見えるものはない。

フィリップ・マーロウが女を品定めする様子がめちゃ蔑視的でウケちゃった。昔の作品だからな~という感じで意外とイライラせず、(めっちゃ女を下に見てるやないかい!😂)と思う程度に感じられて楽しめた。作品が面白い、好き、ということと批判する、嫌いな部分があるというのは両立するね。

その蔑視的だな~と思った描写を巻末の解説で村上春樹が好きだと言っており、それは話が違うだろと真顔に。

 

最近体が花粉を感じ始めており、「目に見えないけど感じるという体験って意外と無いよな」と思いながら過ごしている。今月は家にいる月にしようかなと思い、さっきパン作りの本を買った。編みかけのバッグも編みきりたいし、読みかけの本もあるし、幸福だ。仕事はやりきった方がいいが、それ以外のことはやりかけでもよい。

医者に頼り、娯楽に頼り、友人に頼って、今月も楽しく過ごします。みなさんもご健康で。では。

今日は昨日より日が長い

最近は春の匂いがする日がありますね。

冬至を過ぎると今日は昨日より日が長いと思えてしみじみと嬉しい。

昨年の冬至ケイジャンチキン(ちゃんと「ん」が2つ付いている)を食べてゆず湯に入りましたが、いい匂いがするのでゆずを揉んで果汁を出していたところ全身がピリピリしてきたのですぐに出てしまった。

ゆず湯に入るのは強い香りが邪気を払うと考えられていたかららしいんだけど、全身が邪気だらけだったということ?(ググったらゆずの酸が皮膚を溶かすから痛むらしい。私は風呂に溶けていた?)

以下、11月から最近ぐらいまでの日記です。

 

犬と暮らせば

犬と一緒に暮らして半年が過ぎようとしている。

犬は私の生活を大きく揺さぶる存在なのにもかかわらずいつも素知らぬ顔をしてひたすらに元気いっぱいで、その様子にかなり励まされる。

犬と過ごして思ったことがいくつかある。

まず、当たり前だが犬にはいろいろなことが伝わらない。漠然とした愛情、それをしてはダメ、といったようなことは伝わっていると思うが、犬には色んなことが伝わらない。

特にもどかしいなと思うことは謝罪で、犬に悪いことをしても謝罪は伝わらない。

そもそも人間同士でも謝罪ってどれぐらい伝わっているのか怪しいよなと思う。謝罪してそれで全部取り消しってことはほぼ無い。全てのことは取り返しがつかない。(だからといって謝罪の気持ちを感じることは無駄ではなく、反省しよう。)

飼い主と飼い犬の間にあるとんでもない力の差を念頭に置くと、私のほうが理不尽に振る舞ってしまう可能性がかなり高い。

犬を愛し、お互いに快適に生活ができるように犬を尊重する。なんて難しいんだ。

犬は謝罪の意味を知らないまますくすくと成長している。

犬は本当に全員のことが好きで、全員が自分のことを好きでいてくれると信じている。疑うことを知らない愛のかたまりとしてみんなに体当たりをしている。どうかそのままで……。

また、たまにうちの犬を見て「賢そうな顔立ちですね」と言ってくれる人がいる。

それは褒め言葉として素直に嬉しいとして、同時に動物の賢さってどういう意味なんだろうと考える。

確かに賢そうな顔というのは存在するかもしれないが、犬の生きている世界は私達と違う。認知や行動のパターンが全然別物で、そんなに違う生き物をどう「賢い」と判断するのかというと、人間の行動や認知パターンに都合がいい動きを「賢い」としているのかなあとぼんやりと考える。

この関心から最近読み出した本がある。タイトルは『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』で、しびれる題だ。

まだ読んでいる途中なんだけどとても面白くて、大まかな内容としては人間は人間に当たり前に備わっているとされる能力が動物にもあるということをなかなか認められなくて、その背景には何があるのか?というのをいろいろな実験で証明したり、実験自体にそれはそもそも正しい実験なのか?と検証したり、そもそも私達は自分の能力を過剰に評価しているのではないか?と考えたりするもの。

そうなると人間は自分たちができることを動物もできるとなるとそれを当たり前だとは認めたくなくて、「賢い」という評価をすることでそれを特別なことにしようとしているのかなと思う。そんな観点で「賢い」と犬を褒めてくれた人を見る人間は嫌だな。褒めてくれる人、ありがとう。

犬を通してこんな風に考えを行ったり来たりしている。犬よ私のかわいい獣。なるべく長く一緒にいたいよ。

最近枝を拾うようになった犬
年末年始

年末年始ってもうだいぶ前のことに思えますね。

今年のクリスマスは彼氏のお母さんがサンタの格好をしたクマと靴下の飾りをくれたので、飾りました。

くまちゃんは何故かヒョウ柄で足に車輪がついたキリンのぬいぐるみを持っている

くつした

12月下旬に入ってからやっと飾ったんだけど、とても楽しい気持ちになったので来年は12月に入ったらすぐに出そうと決意。

うちの実家には大きなクリスマスツリーがあって、毎年11月から1月ぐらいまで出していた。飾り付けを大体お姉ちゃんたちとママとやるんだけど、何故か毎回爆笑した記憶があり、出すこと自体が楽しかった。うちにもクリスマスツリーがほしいけど、多分犬がめちゃくちゃにするのでもう少し犬が大人になったら検討します。ツリーの下にプレゼントがたくさん置いてあるのに憧れている。

私は小学三年生でサンタクロースが来なくなったことを意外と気に病んでおり、お金を自分で稼げるようになってからは自分でプレゼントを買っている。

今年はyOungly yOunglyで指輪を3つ買った。

べっ甲飴みたいなオレンジと、私の好きな分厚いガラスみたいなグリーン

両手で作ったハートと鳥

ヨンリヨンリ、楽しい響き……。ずっと買いたくて何度もいろんなリングをカートに入れたり戻したりしていたのを12月中旬にオーダー。予定では12月末に来る予定だったのがクリスマス当日に届いて嬉しかった。私のサンタはDHLで玄関まで来てくれる。

コートの色に支配されてワントーンになりがちな冬服に合わせても楽しい気持ちになれるし、夏にはきっと明るい日差しを受けてキラキラ輝く素敵な指輪となってくれるでしょう。

例年クリスマスは彼氏とプレゼントを送り合ったり合わなかったりしてたんだけど、昨年から二人でお金を出しあって家にあったら嬉しいものを購入することにした。

今回はパスタマシーンを買った。

ピカピカ!

今日までで3回ぐらい使ったかな?生パスタは美味しいし、微妙に粉の配分とか生地を寝かせる時間を変えたりすると食感も変わって面白い。

彼氏がこっそりビーグルの形のクッキー型を買ってくれて、ビーグル型のパスタを作ってくれた。

ちょっと前傾姿勢でかわいい

トマトクリームパスタにした

嬉しい~。

 

友だちとクリスマスパーティーもした。

すし!

ケーキ!

近所のお寿司屋さんで出前を頼んで、ケーキはユウササゲのピスタチオケーキにした。お寿司もケーキもいつでも食べたい。寿司ってどうしてあんなにも輝いている?大トロの握りとかディオールのリップマキシマイザーみたいだった。ケーキは重そうかと思いきや意外とあっさりしていてとても美味しかった。他のケーキも食べてみたいな。

毎年同じ友達3人とパーティをしていて、必ずみんなに会えるのが嬉しい。心地の良いサイクル。私はあんまりこういうふうに複数人で遊べる友達ってあんまりいなくて、大切にしたい。3人を越えたあたりからはコミュニティって感じがする。小さすぎるか。

会う人によって自分の出し方って少しずつ変わるなと思っていて、会社の人といるときの自分と、高校からの友だちといるときの自分と、大学のときの友だちといる自分と、彼氏といるときの自分は全部ちょっと違う気がするけど、全部自分だなと思う。以前は何となくこのペルソナが混ざるのが嫌で、彼氏と自分の友だちを合わせるのとかがあんまり好きじゃなかったんだけど、最近はそうでもないので普通に会わせられるようになった。もはや彼は私の生活の一部で、彼といるときの私が通常の私だからなのかもしれない。(決して彼といるときの私が真の私というわけではなく、全部真の私である。)

 

年末は家でゆっくりしていた。彼氏のお母さんがくれたカニを食べたり、私のママが送ってくれた自家製の餅を食べたりしていた。私の実家には自動餅つき機があり、毎年作った餅をもらっている。

餅のパケ

お正月にはすき焼きを食べた。彼氏と同棲してから正月はすき焼きを食べることになっていて、少しずつ二人の習慣ができることが嬉しい。

休みの間にやりたいと思っていた棒針編みを初めた。

ハンドウォーマー

編み物って楽しいですね。昨年の夏に初めてかぎ針編みを初めて、そこからちまちまいろんなものを作ってみている。

先日ネックウォーマーも編み上げて、家で使っています。

鼻まで覆えるのが嬉しい。鼻が冷える。

今のところまだかぎ針編みのほうが得意で、ビスチェや座布団?を作ったりしています。

夏に編み始めたのに仕上げが面倒すぎて冬にできてしまった

以前椅子にコーヒーをこぼしたのがショックすぎて、なにか座面を守れるものを作ろう……と思って作った。

最近は編み物をしながら有名だけど見たことがない映画を見ることが自分の中で流行っている。私は映画を見るのが割合苦手で、文章よりも自分でスピードのコントロールができないのが疲れてしまう。読書で目だけ使う、ラジオで耳だけ使う、というのはほぼ負担なくできるけど、両方使うのは苦手みたいです。編み物をしながらだといい感じに力を抜いて見られるみたい。


お出かけ

犬が小さいうちはまだ長時間の留守番が難しくて、彼氏と協力して外出している。かけがえのない時間だね。

年末に神奈川に住んでる友達と桜木町付近へでかけた。

スカンディヤでランチ。

その友達が以前会ったときに「NARUTOを全巻読んだら面白すぎて『こんなに完璧な漫画があるのか』と思った」と言っていたのを聞いて私も読んだら面白すぎて震えた。のでその話ばかりしていた。私は「もういい大人なのに来る日も来る日も(カカシ先生のかっこよさって、何なんだろうな……)みたいなことを考えている」とブヒブヒ言ってしまった。一生こういうことばっかり言っているのか?楽しそう〜。

友達は転職して金髪になってとても活き活きしていて嬉しかった。友達が元気だと嬉しい。どうか健康でいてほしい。

この日話をしたことで覚え書きしておきたいことがある。

昨年新しくできた友達がいて、その友達が私と全然政治的な意見が違いそうなことがうっすら見え隠れしていて、あなただったらどうする?と相談をした。

なんかあんまり細かく書くのも良くないと思うんだけど、その人は先の国葬の個人献花に行ったタイプで、デモに参加する人間はありえないと思っていて、自民党が当たり前に政権を握るべきだと考えていそうな感じだった。

私はこの人のこういう思想が出てきたときに結構びっくりしてしまって(世の中の大多数なのに!)、色々聞いてみたいと思ったけど反射的に感情で話したら詰問尋問に繋がりそうなので抑えてしまった。今考えれば色々聞いてみたほうがお互いに理解し合えたかもしれないのにもったいないことをしてしまったし、自分の議論に慣れていなさとか感情の抑えられなさを恥ずかしく思った。友人は「自分だったらその場で沢山質問して責め立てておしまいの空気にしてしまうと思う」と言っていて、まだそちらの方が誠意ある姿勢だったのかもしれない。彼氏に意見を聞いたら「そもそも仲良くなってこの人とどんなに政治的意見の違いがあっても仲が悪くはならないと思ってからそういう話をするべき。支持政党があるということは多かれ少なかれ他の政党を排他する傾向があるから、対立に耐えられる段階になってから話したほうが良い」と言っていて、これもわかる。なんにせよ私は人との交流関係が狭すぎて、自分とかなり違う意見を持っている人に対してどういう姿勢を見せるかの基準が自分の中にないことをとても情けなく思っている。私の現時点での意思は、この新しくできた友人と意見を違えながらも中を深めていきたい。どうしようもなく合わないところがあったとしても友人にはなれるし、他の意見が近いと思っている友人たちも私に見せていないだけでそういう一面があるかもしれない中で、意見が違うその一点だけで絶対に友達をやめるとは言い切れないから。(やめるかもしれないが)

昨年読んだ『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』という本がとても面白かったのだけど、その本の作者が「自分と違う意見の人の話はかなり胸糞悪いかもしれないが聞くべきだし、いろいろな意見を聞いて政治に興味を持つことが世の中を良くすることにつながる」みたいなこと(うろ覚えなので全然論旨が違うかもしれない。信じないでください。)を言っていたのがごく普通ではあるけどいいなあと思ったところだったので、これは最近の私に訪れたチャンスなのかもしれない。人とわかり合っていくぞ。

友達とはランチのあと横浜元町方面へ散歩した。元町は落ち着いた雰囲気でいろんな路面店があって大好き。私は元町にあるヤマト宝飾店という宝石屋さんが好きで、行くと必ずチェックする。店主のおばあさんが数百万円のアクセサリーを鷲掴みにして見せてくれてアトラクション感がある。この日はアンモナイトの化石やブラックオパールを鷲掴みにしていた。俺も巨大な宝石を鷲掴みする婆さんになりたいぜ。

歩き疲れたので喫茶店に入ってミルフィーユを食べてコーヒーを飲み、一休みしてから解散。

 

年が明けてから高円寺でやっていた酢橘堂のポップアップへ行った。

花瓶や水差しを買いたかったけど家にありまくるので我慢した。犬を飼い始めてから花を飾るのを躊躇するようになった。犬にとって毒の植物は多く、私の部屋の犬が届かないところは毒だらけになっている。

毒部屋

ミルクピッチャーのような形のコーヒーカップを買った。

水鳥のようなフォルム

呑み口が薄く、持ち手が細くてエレガント。尖っている口の周りが薄いグレーなのもきれいで、コーヒーやお茶を飲むのもいいし、食卓でソース入れにしてもいいなと思って購入。京都の酢橘堂はずっと行きたかったところなので、期間限定でも行けて嬉しい。本店にもいつか。

帰りにしげくに屋でオレンジの入ったパン、食パン、ベーグルを購入。

オレンジのパン

食パン

ベーグル

オレンジの入ったパンがほんのり甘くてすごく美味しかった。また買いたい……。
お店は薄暗く大音量で音楽が流れておりヒップな感じだった。阿佐ヶ谷に住んでいた頃はよく高円寺に行っていた。古着屋を冷やかして、八百屋を覗いて、トリアノンでケーキを買って帰る。ごちゃごちゃしていい街ですよね。

犬が徐々にお留守番できるようになってきたので、2月は彼氏と一緒にでかけたいな。

 

食べたもの

表参道のサロンに行った帰りにbreadworksでパンを買って帰った。

バナナとココナッツのクイニーアマン

このクイニーアマンがすごく美味しかった。バナナがカリカリにキャラメリゼされていて、ココナッツの食感も楽しく、また食べたい。

 

友達がうちに来てくれたときの手土産でどら焼きをくれた。

宝石箱や!

東十条の黒松をたくさん買ってきてくれて、本当に嬉しかった……。友達は彼氏と一緒にうちに泊まりに来てくれたので、私の彼氏も含めて4人でたくさん食べれて大満足だった。

同じ友達が別の日に舟和の羊羹を買ってきてくれた。

芋ようかんとあんこ玉

あんこ玉はみかん、抹茶、いちご味。私はフレーバー付きのあんこをあんまり食べたことがなく、かつあんまり好きじゃない気がしていたんだけどすごく美味しかった。手土産ならではの発見があって嬉しい。

 

近所のレストランでパスタとラザニアのプレートを食べた。

合盛り嬉しい

ラザニアって大好き!パスタマシーンを買ったので、家でも作れるのかも……?今年の目標の一つにしよう。

同じく近所のパン屋で買ったパンにいちごを埋め込んで食べた。

買ってきたデザート系のパンに家にあるフルーツを乗せると途端にゴージャスになって楽しい。春が来たらまた食べられる果物が増えますね。楽しみ。

家でカニ、火鍋、オムライス。

彼氏のお母さんがくれたタラバガニ

火鍋

彼氏が作ってくれた巨大オムライス

カニを久々に食べた。私はそんなに甲殻類のファンじゃないんだけど、たまに食べるとおいしいですね。彼氏のお母さんがかなり気前が良くて、旅行をするたびにいろいろなものをうちに送ってくれる。この間は熊本に行ったらしく馬刺しと泥ネギを送ってくれてかなり助かった。私も懐に余裕のある大人になったら旅先から大切な人に美味しいものを送りたい。

火鍋は近所の中華系スーパーで素を買ったらすごく本格的な味でしっかり辛くて超美味しかった。唐辛子や葉っぱが埋め込まれた巨大鍋キューブみたいな見た目の火鍋の素なんだけど、字が読めず、あの店のあの商品という感じでしか認識できないので皆さんにシェアすることはできない。食べてほしいが。

彼氏は定期的にオムライスが食べたくなるようでよく作ってくれる。今回はちょっと趣向を凝らしてくれたようで、デミグラスソースにたくさんのセロリと舞茸、トッピングは大量のパクチーでどことなくタイ料理っぽさがあり、美味しかった。こういう家でしか食べられない美味しいご飯を作ってもらえると、かなり嬉しい。

買った服

ユニクロで水色のカーディガンを買った。

ちょっとツイードみたいな雰囲気でかわいい。最近は服を前ほど買っていない。いい傾向な気がする。今年は去年より服を買う数を減らして、持っているかわいい服のかわいい組み合わせをたくさん見つけたい。

 

今年はなんだか春が待ち遠しい。今日は芽キャベツとアスパラを食べて少しだけ春を取り込んだ。暖かい空気に体を浸してベランダで朝食を食べたい。花を見つけたい。柔らかいブラウスに光を通したい。次の季節に希望を見出して生きましょうね。皆さんお元気で。ではまた。

最近

前回のブログからもう何ヶ月も経っているなあと思っているうちに半年が過ぎてしまった。半年?!

私のブログを読んでくださっている大切な皆さん、お元気でしたか?

私は元気を失ったり取り戻したりしてなんとか過ごしております。

半年間に起きたこととか考えたことを書きますね。良ければ読んでください。

 

仕事のこと

会社で昇進のためのテストを受けて、合格した。良かった~。

私は今の会社がとても好きなんだけど、今いる部門の執行役員ととにかく馬が合わなくてとても苦しんでいます。

次に進む部門もその執行役員の配下にあるので、自分の功績を認められて昇進できるのはとても嬉しいものの、またしばらくこの人のもとで働くのかあ……と思うと少し暗い気持ちになる。まあでもそんなただ一人のために自分のやりたいことを諦めるたくはないし、ある程度自分の中で折り合いをつけて頑張っていくしかないなという所存です。

人事って良くも悪くもどんどん変わっていくものだし、自分が嫌いな人とうまくやっていく術は少なからず身につけていくべきなのでしょう。

今の会社には入社後に上司になる予定の人と面談を何度かして、その人がすごく好きになったのが入社の大きな理由になったんだけど、その人は私が入社後1年と経たず転職してしまったので、やはり人を座標にして会社を選ぶのはあまり良くないなあと感じた。

あと、今回の昇進テストは同時に三人が受けて全員が受かったんだけど、その中で私が最下位だったので落ち込んでしまった。やっぱり順位をつけられてあなたが一番下ですよという事実を突きつけられるとショックを受けるものですね。合格は合格ですが……。

とはいえ今後この資本主義社会で働き続けるにあたってどうしても競争させられる、順位をつけられるということは避けられないので、自分の精神をどんどん鞣して分厚く柔らかくしていくしかない。やっていくぞ。

ていうか世の中の人々ってみんなこういうふうに考えたり我慢したりして全員が働き続けてるわけ?すごいな……。本当にアンタたち偉いよ。

大きな変化

9月から犬を飼い始めた。

ビーグルのメスでまだ生後4ヶ月です。

うちに来て3日でお腹を出して撫でを要求し、お客様は全員熱烈歓迎、よく寝て暴れる良い子です。

ずっと犬を飼うのが夢だったので、遂に一緒に暮らせることになって本当に嬉しい……。犬もうちに来たことを喜んでくれてるといいんだけど……。

犬の躾をしていると、(本来であればトイレの場所なんか覚えなくてもいいし、どこでも走り回って遊んでいいはずなのに、人間のルールを押し付けてすみませんね……)と思うことがある。なるべく快適に過ごしてほしい。

そういえば犬の世話に伴い早起きになったんだけど、早朝の我が家はかなり朝日が差し込んできれいなことが発覚しました。

早起きって気持ちいいね。特に在宅勤務で早起きをすると時間がいっぱいあって嬉しい。余裕があるので朝ごはんを食べながら本を読むようになった。今は5年以上前に買った『プリズン・ブッククラブ』を読んでいます。当時オレンジ・イズ・ニュー・ブラックにハマっていたので、刑務所が舞台の作品を読みたいなと思い買ったのであった。

この本は刑務所の更生プログラムの一環として開かれている読書会に著者である女性ジャーナリストが密着したルポルタージュで、とても面白い。

本を通して何かを考えること、それを伝えあうことって人の内面に大きな変化を与えるよね。この間友だちと『母親になって後悔してる』を読んだ感想を話したんだけど、強く印象に残った部分がそれぞれ違って、それぞれの救いといたたまれなさを感じていたのを共有できたのがとてもいい経験として心に残っている。

私は本の凄さって自分の想像の及ばないことを疑似体験できることだと思っているんだけど、いつも自分の中だけでその感動を終わらせていたので、読書会というものにすごく興味が出てきた。自分の感想を述べるのってなんとなく人から見てどう思われるだろうか……という良くない視点が入り込んで素直に話せない事が多い。なんかそういう気持ちもあってみんなが読んでいる本とかあんま読む気になれないのかも……。賢く見識のある人間と思われたい気持ち、ダサ……。

先日友だちが岡崎京子の『pink』を読んで、「なんか怖かった……。」と言っていたのがすごくいいなと感じ入ってしまった。カルト的な人気のある作品って私の場合「なんとなく分かっている側」に入りたくて高評価をつけてしまうことが多々あるので、素直な感想を言えるのがかっこいいなあと思いました。というかなにかの作品に触れてそれに対する自分の感想を言えるようになったのってごく最近なような気がするので、まだまだ練習が必要ですね。

 

愛犬は今のところ元気いっぱいすくすく育っている。最近はお散歩に行くようになって、外の匂いを一生懸命嗅いだりめいっぱい走り回ったりして犬らしく楽しんでいる様子です。

この間は初めて外で穴を掘れたのが嬉しかったらしく草原の上でゴロゴロと転がって全身で喜んでいた。また掘れるといいね。

 

旅行

なにかご縁があるのか今年になってから2回も京都に行った。5月と10月。

京都って良いところですね……。私は中学の修学旅行以来、大人になってから初めて京都に行ったので、素敵な飲食店や街並みがたくさんあることに驚いた。もしかしてだから人気なのか?京都住みて~。

5月の京都

5月ってだ~いすき。暖かくて涼しくて気持ちいいよね。

初日は市内を歩き回って素敵な植木屋で植物を買いました。cotohaというところです。

 

初日の夕飯は東華菜館へ行った。手回しのエレベーターに初めて乗ったので興奮した。

欧風なような中華風なような素敵な内装でご飯も美味しく、嬉ピース……。

早めの時間に行ったので日が暮れる様子を見ながらゆっくり食事をとり、その後はフランソア喫茶室へ。

みんなでチーズケーキを頼んだら卓上が白くなって可愛かった。ちなみにこのチーズケーキはすごく美味しかったです。

 

2日目は朝から伏見稲荷に行った。思いの外しっかり山でたくさん歩いた。

後日京都出身の人に伏見稲荷に行きましたと話したら、「僕は以前酔っ払った状態でノリで伏見稲荷に登ったら、同じところをグルグル回って深夜になってしまい、怖かった……。」といういい話を聞けて嬉しかった。

昼食は晦庵で鴨せいろを食べた。

晦庵、すごく素敵な作りでした。天井が木の板を互い違いに編んだような素敵な模様で、(ボッテガみたいだね……)と思っていたらお店の人が「この天井は数寄屋造りの特徴らしいよ」と教えてくれた。

 

午後は京都府立植物園へ。

温室がだ~いすきなのでゆっくり回った。とても広くてきれいな温室でした。この植物園には再開発で体育館にしようという話が出ているらしく、本当にやめてほしいなあ……という気持ち。植物園って研究施設も兼ねているところが多いので、大切にしてほしいね……。なぜスポーツってそんなに大事にされているのだろうか?大事だけど、そんなに……?と思うことが多い。

 

三日目は嵐山へ行った。ミーハーなのでしっかりアラビカでカフェラテを飲みました。

 

宝厳院の獅子吼の庭をゆっくり見てまわった。「獅子吼」と言うのは「仏が説法する」という意味で、庭園内を散策して鳥の声や風の音を聞くことで人生の真理とかを肌で感じてくださいねということなんですって。歩くだけで説法聞いてるような状態ってこと?お得すぎる。

私はずっと巨石を眺めていました。苔がふかふかでなにか生き物じみている様子がとても良かった。かわいいね。

 

10月の京都

5月の段階で色々下調べをしていたので、行きたかった飲食店の予約が事前にできた。

初日のおやつにkew.でチーズケーキとドーナツのセットを食べた。ベイクドチーズケーキなんだけど生地がゆるめでクリーム状の部分もあり、なめらかで本当に美味しかった……。ドーナツもレモンの風味がしてクリームは固めであっさりしてて、大変満足いたしました。

近くに龍安寺があったので徒歩で移動し境内を散歩した。

京都っぽ~い

お寺の建物の天井近くについている窓から覗く緑がきれいで、ずっと見ていた。

その後周辺をゆっくり歩いていたら京都府立堂本印象美術館にたどり着き、見たいと思っていた山口華楊の展示がまだ会期中だったので終了時間ギリギリに滑り込んだ。平日で人が少なかったので意外とゆっくり見られた。

ボルゾイの絵が有名でかっこいいので検索してみてください。

動物と植物の絵が多かった。それぞれの対象物のことを本当に可愛く、好きだと思っているんですね……ということが伝わってきて見ながらにこにこしてしまった。山口華楊本人のコメントで「青蓮院の緑がマジいい」みたいなことが書いてあったので旅行3日目に行くことにした。

あとどっかの乗り換えで北大路駅を利用したんだけど、そこのイオンがすごい地元っぽい感じで良かった。旅の合間で人の生活に改めて惹かれる。

夕飯はホテルの近くのfudoへ。

鯛出汁と青のりのパスタ

このパスタが本当に本当に美味しくて、これを食べるためにまた京都へ行きたいな~……と思った。fudoすごく素敵な店でした。カウンターからキッチンの様子をずっと眺めていたけど、バット代わりにパイ皿を使っていたのが便利そうだった。

それから季節的にいちじくを使ったメニューが数皿あったんだけど、私の大好きな黒イチジクのビオレソリエスを取り扱っていて、(おいしいよね……)と思いました。

 

2日目は友達の要望で嵐山へ。またアラビカでカフェラテを飲んでしまった。今回は時間があったので豆も焙煎してもらいました。旅行先でお茶とかコーヒーを買うと帰ってからも長く楽しめていいね。

天龍寺でゆっくり散歩をしてだるまの絵を見る。

この絵かっこいいよね。BAD BOYみたいで。

前回すっかり気に入ってしまったので獅子吼の庭にまた行った。

巨石を眺めた。かっこいいな~。

夜はマルシン飯店でチャーハンとビール。

さっと食べて早めにホテルへ帰りゆっくり眠った。人と行く旅行はゆったり動くのが好きで、一人旅は予定を詰め詰めにするのが好き。

 

3日目、青蓮院を目指す。途中で行者橋を渡って迂回しまくったので到着が遅れる。

青蓮院は広々とした立派な建物で、ふすまの蓮の絵がかっこよかった。

後日会社の京都に詳しいおじさんに青蓮院へ行きましたと言ったら「あそこは皇族しか塔頭になれない格式高いお寺だ」と教えてもらった。私は今回の旅行ではじめて塔頭という言葉を知ったので、普通に塔頭という言葉を使えるおじさんにびっくりしてしまった。おじさんは年に2回ぐらい京都の湧泉寺へ行って写経をするんだって。

青蓮院でおみくじを引いたら凶が出てしまった。

よろこび事なし

おみくじを持ってきてくれた女の人が「100番ぐらいおみくじの番号がある中で30枚近く凶が入っているので、よく出るんですよ」「これから運が上がるばかりなので凶が一番良いという人もいます」と滑らかな口調で慰めてくれた。信じます。

 

8月の千葉

夏には「犬を飼うとばらく旅行に行けないだろうから」、と彼氏と二人で千葉へ旅行に行った。

車で沖ノ島海水浴場へ。

天気の良い夏の日だったので、行きの道からすでに気持ちよかった。

沖ノ島海水浴場は水が綺麗で普通に泳いでいても魚が見えた。今度来るときはシュノーケリングとかしたいな。

光るみなもを見つめて少し冷たい海水に飽きもせず浮かんでいた。

ここは陸と地続きの小さな島で、歩きでも問題なく一周できる。緑が多く、ビーチの部分と磯っぽい部分に分かれていて、磯ではみんなカニやなまこを捕まえて遊んでいた。

ホテルの壁が薄いピンクで可愛かった。

ホテルのプールで泳いでいたら横でカエルも一緒に泳いでいて、嬉しかった。

 

着た服、買ったもの、もらった服

なんとなくツイッターをやめた結果お洋服や買ったものを見せる機会が減ったので、よければここで見てください。

夏にはよくフルーツオブザルームのキャミソールを着ていた。厚手でカラフルでかわいい!私は紫と水色を持っています。

これを着ていた日は近所に馬を見に行った。

馬、かわい~。奥のベンチで爺さんの集団が談笑していて良かった。喫茶店や道端で見られる老人の友情が眩しい。私は歳をとったときに友だちがいるのだろうか。いなそう~。

なんか会社で表彰されたご褒美に社長とお寿司を食べに行った日。ド紫のジャケットを着た。バッグとの色合わせがかわいいでしょう。

 

肌寒い日にフレッドペリービームスのコラボのカーディガンが大活躍している。ひよこみたいでかわいいよね。

 

上半身の形がなんか変だが……。ニューエラのグリーンのキャップがお気に入りでたくさん使ってる。この日の服装はいつも頼んでる美容師さんに「きせかえ人形みたいな服でかわいいです!」と言われた。

 

tanakadaisukeでカバンをオーダーした。

ロマンチックだね……。自分の名前が月にちなんだものなのでLUNAと入れてもらいました。自立するし、コンパクトだけど意外と物が入るので重宝してる。

同じタイミングで蛇の刺繍が入ったTシャツもゲット。

白い綿のパンツと合わせて全身真っ白で着るとすごくかわいい!

artida oudでチョーカーネックレスを買った。素肌につけても可愛いし、冬に首の詰まったニットの上に重ねてもかわいいと思う!いっぱい使おう。

 

offenのパール付きフラットシューズもかわいいでしょう。ニット素材だから柔らかくて歩きやすい。これを見た犬がおもちゃだと勘違いして喜んでいた。絶対におもちゃにしないでほしい。

あと近所のリサイクルショップでよく買い物をするんだけど、そこでイケてる陶器を買ってきて水苔の植物を植え付けるのにハマってる。

ほら!かわいい~。

 

おんなじリサイクルショップで買ったバスケット型の花瓶。

切り戻しして短くなった花を活けています。

同じところでケーキ台も買った。

今はこの上でサフランを育てている。

もうすぐ咲きそう!雌しべを取ってサフランライスを作るんだ。

最近は「地域社会でお金を使うのが一番イケてるかも……。」と思い始めて、近所の商店街でよく買い物をしている。

 

友達に誕生日プレゼントでRIPNDIPの服をもらった。

背中の絵がかわいくて、猫ちゃんが宇宙人に乗ってサーフィンをしています。

 

美味しかったもの

ついでに美味しかったものも見ていってください。

 

マッターホーンのクッキー缶。

私はバターがたくさん入ったリッチなクッキーよりこういう小麦粉の香りが良いサクサクしたクッキーが好きな場合が多い。アメリカンなチューイークッキーは別枠で大好きです。特に右下のレーズンとオレンジピールが入ったクッキーがすごく美味しかった。

 

あと何気なく買ったVIRONのサブレが本当に本当に美味しくて、それ以来これを買うためにVIRONに寄っている。最近食べたクッキーの中で一番うまい。

右のやつ。左のガレットブルトンヌは普通だった。

おそらく卵白が多めに入っているのか軽めのサクサクした食感なんだけど、小麦の風味が豊かですごく美味しい。見かけたら食べてみてください。

 

とらやで食べたあんみつも美味しかった。

正直あんみつとしての好みはみはしの方が上なんだけど、かなり趣向を凝らしていろいろな食感、味わいの寒天が入っていて複雑な味がして面白かった。

これは赤坂のとらやで、すごく素敵な空間だった。天井が高くて一面がガラス張りになっているんだけど、そこに薄く日を通すすだれのようなカーテンがかかっていて、今が何時だかわからないような、夢の中にいるような不思議な日差しがずっと降り注いでいた。

 

市川で食べたステーキサンド。

小さく切ったステーキの上にチーズとマッシュルームがたくさん乗っている。しょっぱくてうまい。アメリカ育ちの彼氏的には「これは僕の知っているステーキサンドではない」とのことでしたが、私は美味しかったです。

 

鎌倉のかかんで麻婆豆腐を食べた。

花椒がしっかりきいていて美味しい!!お店も活気があって清潔で感じの良い場所でした。Web CMに私の大好きな鎮座DOPENESSが出演しているのでこの店の株が急上昇しています。私の中で。

 

とりとめもなく書いてしまったけどこれが私の最近です。なんとなく精神にあんまり良くない感じが強くなってきたのでTwitter等のSNSを見ないようにしていたのですが、ブログは好きで人のも読みたいので今後も書こうかなと思いつつある。またお会いしましょう。